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1.はじめに 北島町は吉野川下流平野にあって、東流蛇行する旧吉野川および今切川に囲まれたように位置する平坦(たん)な町である(図1)。統計(1)によると、面積は約8.77平方キロメートルと徳島県内で最も狭いが、逆に人口密度は約2200人/平方キロメートルと県内最高であり、町面積の大半が住宅地、商用地あるいは工場用地となっている。一方、農耕地も町面積の約27%あり、特に町東北部の太郎八須、北村および中村にかけては、まとまった農耕地となっており水稲、れんこん、さつまいもなどが栽培されている。これら耕作地域では湛(たん)水防除事業が広く実施され、コンクリート3面張りの用水路が縦横に構築されている。樹木竹は社寺林、河畔林あるいは住宅・公園・工場などの植栽として散在するが、森林と言えるほどのまとまった面積はない。草原もほとんど見かけず、わずかに河畔や休耕田に小規模な湿性または乾性草地を認めるのみであった。 鳥獣保護区等の設定(2)では、町内を流れる旧吉野川および今切川の全域が銃猟禁止区域となっている。その面積は徳島市域を含め140ha
である。 野鳥の生息には季節性があるため、1995年2月から12月を調査期間とした。また、北島町にあって比較的自然環境の残るハス田(太郎八須)および河川(旧吉野川:高房)に各1カ所調査区を設定し、継続観察した(図1)。その他地域については随時観察し記録した。 その結果、北島町野鳥目録に示した85種の野鳥が記録された。その内50種は水辺環境を主要な生息の場とする鳥類であった。主に森林生息性であるキツツキ類、フクロウ類およびカラ類は記録されなかった。

2.太郎八須調査区の概要 北島町の東北に位置し、西側を工場群に、南と東は住宅地に囲まれ、北のみ松茂町のハス田に連なる鍵型をした面積約7ha
の農耕地で、ハス田を主体に、水田、ヨシ原化した休耕田、あるいは水たまり状の休耕田からなる湿地である(図2)。ハス田の水たまりには小魚やオタマジャクシ、ザリガニが多数生息していた。 調査は地域内の畦(あぜ)道または農道約0.9km
を歩行し、対象地域内で観察された鳥類の種類と数をすべて記録した(表1)。

 この調査区の代表的環境は露地ハス田であり、シギ・チドリ類が渡りの中継地として利用するものと想定し、春と秋の渡りシーズンには観察頻度を高めた。その結果、シギ・チドリ類8種が記録され、当地が、彼らの栄養補給および休息の場となっていることが確認された。 初冬になりオオハシシギ2羽の渡来が記録された(図3)。本種は、徳島県では1990年秋に初めて那賀川町出島湿原で記録された種であり(3)、その後わずかに吉野川河口や、徳島市川内町と松茂町のハス田でのみ記録されている。今回の記録は希少な記録として貴重である。
 また、「日本の絶滅のおそれのある野生生物―レッドデータブック―(環境庁)」(以下RDB)(4)で希少種に指定されているセイタカシギが、9月24日に1羽、10月1日に3羽記録された(図4)。
 サギ類も8種が記録された。前述したように豊富な餌(えさ)を求めて飛来しているものと思われる。 6月には休耕田ヨシ原でヨシゴイが記録された。本種は夏鳥として渡来し、名前が示すとおりヨシ原に生息するが、近年の湿地開発によるヨシ原の減少とともに、姿が消えつつある種である(10)。また、同じくヨシ原には、オオヨシキリ(図5)多数が夏鳥として渡来し、繁殖する。
 カモ類も6種が記録された。中でもコガモが長期間多数羽生息し、初冬には700+を数えた。1995年1月に徳島県内全域の主要な河川、池沼を対象に実施されたガン・カモ類一斉調査で記録されたコガモの合計羽数は1842羽であり(5)、当調査区の生息密度は特筆に値する。 計数調査以後の12月に記録されたカルガモおよびオオジュリンを合わせると、当調査区で記録された45種中29種が、水鳥あるいは水辺の鳥であった。
3.高房調査区の概要 北島町西端の鳴門市との境界から今切川分流部までの旧吉野川を調査区とした。調査区 内の旧吉野川は、北島町および鳴門市の上水道水源となっている。堤防改修工事が最近実施され、さらに河川敷に運動公園が整備されつつある南岸(図6)の堤防上約1km
を歩行し、対岸までと南岸沿い住宅地を含む約25ha
を観察範囲とし、月1回は計数調査を実施した(表2)。

 南岸堤沿いは住宅地や公園で、植栽も多い。河川南岸水際には、ヨシまたはセイタカアワダチソウなどの植生が細く連なり、上流部の西高房河川敷は北島町では珍しいまとまった原野状草原となっている(図7)。

人工護岸に囲まれた流れ緩やかな河川下流であり、川原砂礫(れき)地はない。9月になると、西高房で川面を横断する網が設置され、流下するホテイアオイを南岸草地に除去するようになった。対岸八丁野の竹林は調査期間中に伐採され、半減した。また観察中しばしばモーターボートの走行を認めた。 その結果、計数調査では表に示す42種が記録された。さらに当調査区内では、計数調査時以外の観察で、ハシビロガモ、ホシハジロ、オオバン、ケリ、チュウシャクシギ、ヤマシギ、カワセミ、ノビタキ、シロハラ、オオジュリン、シメの11種が記録され、結果として53種が当調査区での記録となった。広い川面を中心に、サギ類4種、カモ類8種、カモメ類4種など、水鳥あるいは水辺の鳥が29種と過半を占めた。 銃猟禁止区域である当地では、冬期にヒドリガモ、コガモなど多数のカモが越冬しているが、しばしばモーターボートに追い立てられていた。 流れの緩やかな岸辺ではカイツブリやバンが繁殖している模様で、それぞれの幼鳥が観察された。 また、広い川面は、魚を餌とするミサゴやトビおよびカモメ類の漁場となっている。 一方、当地で記録された種の約半数は草原性、林縁性あるいは疎林性の鳥である。その多くが、調査区西端の、ヨシやセイタカアワダチソウなど高茎草本に覆われ原野状環境の河川敷草地で記録された(図8,9)。
  四国および徳島県で2例目の記録であるオオセッカ(17)も、ここのヨシ群落で4月16日〜18日に記録された。早朝にヨシ群落の中下層を移動しながら、定期的に大きな声でジュルジュルとさえずっていたが、時間が経過するとともに鳴かない時間が長くなっていった。本種は、国内では東北や関東の限られたヨシ原でのみ繁殖確認されている鳥であり、RDBで危急種に指定されている。当地ではその後観察されなかったことから、越冬個体あるいは渡りの途中であったものと思われる。 八丁野の竹林は、かつてサギの集団繁殖地やムクドリ大群のねぐらとして利用された(6)が、今回調査では、いずれも認めなかった。
4.市街地の鳥 北島町の大半は住宅地、商用地あるいは住宅混在農地である。種類数は少ないものの、これら市街地にも野鳥は生息する。 古くから人間社会に適応した代表的な野鳥として、ツバメおよびスズメがある。 夏鳥として渡来するツバメは、従来から稲の害虫を捕食することから益鳥として扱われ、最近まで農家屋内土間の梁(はり)等に営巣し、保護されていた。住宅構造が変わった現在でも、営巣場所を家屋外側の庇(ひさし)下などに代え、人間社会に適応している。北島町誌(6)(1975年)では「町内で巣を見つけるのが困難になった」との記載があるが、今回の調査では、鯛浜ほかで民家外装のモルタル壁や電灯笠に多数の巣が確認された。さらに所によっては、その巣の下にビニール傘(図10)やダンボール紙による糞(ふん)受けが設けられ、ヒトとツバメの共存が配慮されていた。
 一方、留鳥であるスズメは、米を食害することから害鳥扱いされてきたが、米作と関連して生息域を拡大(7)し、人間社会に適応したと推察されている。人里付近でだけ繁殖し、廃村などには生息しない(8)。住宅の屋根瓦(かわら)の隙間などに枯草を持込み、営巣する。巣立ち後の若鳥は群れをつくり、竹藪やヨシ原をねぐらとする。北島町内でも普通に生息し、民家や社殿で営巣が確認されたが、集団ねぐらと成り得る竹林やヨシ原は少ない。 キジバトとムクドリも、近年人間社会に適応しつつある種である。 キジバトはかつては山鳩(ばと)ともよばれていたが、人間社会に適応しつつあり、庭木や街路樹での営巣も普通となっている。今回の調査では、太郎八須で工場の庇下の鉄骨に小枝を集め、巣造りしている例も観察された(図11)。
 ムクドリも本来樹洞営巣性の鳥であるが、鯛浜の民家の戸袋での繁殖が記録された。この家の人の話では、毎年営巣しているとのことであった。 ハシボソガラス(図12)やハシブトガラスは、元来自然界で死体処理係として生態学的役割(9)を果たしていたが、ヒト社会で生ゴミが増加すると共に、都市の鳥となりつつある。町内各地の樹木にカラス類の巣を見かけた。なお現在、北島町ではハシボソガラスの方が優勢のようである。

5.寺社の杜(もり)の鳥 まとまった林の無い北島町では、町内に散在する神社や寺の境内の高木は、景観上よく目につく植生であり、12カ所の杜について観察した。構成樹種はクスノキ、イチョウ、クロマツ、ホルトノキなどであり、大木も認め、また樹洞を有する木もあった。その他エノキ、クロガネモチ、サクラなどの中高木もあった。なお、杜の構造は単純で、中層や下層植生のない、少数の樹木のみの杜が大部分であった。 記録された鳥の種類は少なく、キジバト、ヒヨドリ、モズ、メジロ、イカル、ムクドリ、スズメおよびハシボソガラスであった。その中で、前述したようにハシボソガラスあるいはカラス類の巣が、若宮八幡宮(新喜来)のクスノキ、水神社(鯛浜)のクロマツ、荒神社(太郎八須)のクロガネモチ、大将軍神社(中村)のクスノキに架けられていた。また、キジバトの巣も八幡神社(江尻)のクスノキに認めた。天満神社(北村)ではヒヨドリおよびムクドリの幼鳥が観察された。 北島町の過去の鳥類記録(6)(10)では4種のフクロウ類の記録があり、また鴨島町(11)、由岐町(12)および那賀川町(13)の阿波学会調査で、神社社叢(そう)にアオバズクの生息が確認されたことから、今回の調査に際してもフクロウ類の確認に留意したが、フクロウ類は記録されなかった。
6.ハス田のシギ・チドリ 北島町内には約40ha
のハス田があり(14)、前述の太郎八須のほか、北村や中村にかけてまとまった湿地環境となっている。これらハス田は、北の繁殖地と南の越冬地を行き来するシギ・チドリ類の採餌および休息のための重要な中継地となっており、目録に示す15種のシギ・チドリ類(図13)のうち13種が記録された(図14,15,16)。




7.北島町で記録されたRDB掲載種 昭和61年度から環境庁において実施された「緊急に保護を要する動植物の種の選定調査」により取りまとめられたのがRDBである。今回の調査を通じ、北島町内で記録されたRDB掲載種は、前述したセイタカシギ(希少種)やオオセッカ(危急種)に加え、カンムリカイツブリ(危急種)、チュウサギ(希少種、図17)、ミサゴ(危急種)、オオタカ(危急種)およびコアジサシ(希少種)の合計7種であった。いずれの種も町内で直接の繁殖活動を行ってはいないが、多くが町内の水辺環境を採餌の場としており、種の保護のためには、現存の水辺環境の保存あるいは改善が重要である。

8.おわりに 北島町は国際交流に熱心な町である(15)。阿波学会の報告会が行われた1995年12月3日にも、発表会場のあった「創世ホール」で国際交流の催しも行われ、多数住民が参加していた。その北島町の国際交流のシンボルとも言えるものが北島町の鳥類であろう。南の国から帰り来て子育てをするツバメやオオヨシキリなどの夏鳥、暖かい越冬地を求めて渡来する多数のカモ類などの冬鳥、北国の繁殖地と南国の越冬地を往復する途中立ち寄り、羽を休め栄養補給をするシギ・チドリ類などの旅鳥。これら鳥たちおよびその生息環境と共存する「田園型都市」(16)北島町の創世を願うものである。
○調査参加者 生藤弥生、笠井 正、曽良寛武、谷 睦美、東條秀徳、花岡裕明、前田勝重、増谷正幸、 萬宮翔平、村田練平、山崎孝志(五十音順)
参考文献等 (1)徳島県統計課(1995):1995TOKUSIMA県勢一覧,徳島県統計課 (2)徳島県(1994):平成6年度徳島県鳥獣保護区等位置図,徳島県 (3)日本野鳥の会徳島県支部(1991):野鳥情報とくしま
No.5,日本野鳥の会徳島県支部 (4)環境庁自然保護局野生生物課(1993):日本の絶滅のおそれのある野生生物―レッドデータブック― 第4刷,自然環境研究センター (5)日本野鳥の会徳島県支部(1995):野鳥徳島
No.197,日本野鳥の会徳島県支部 (6)北島町誌編纂委員会(1975):北島町誌,北島町 (7)中村登流(1986):日本にイエスズメがやってくる日,p.18,野鳥
481号,日本野鳥の会 (8)高野伸二(1992):日本の野鳥 2版,山と渓谷社 (9)唐沢孝一(1993):カラスはどれほど賢いか
11版,p.128,中央公論社 (10)日本野鳥の会徳島県支部目録部(1988):徳島県鳥類目録,日本野鳥の会徳島県支部 (11)増谷正幸(1984):鴨島町の野鳥.総合学術調査報告鴨島町 郷土研究発表会紀要第30号, 阿波学会・徳島県立図書館 (12)増谷正幸(1993):由岐町の鳥類.総合学術調査報告由岐町 郷土研究発表会紀要第40号, 阿波学会・徳島県立図書館 (13)増谷正幸(1995):那賀川町の鳥類.総合学術調査報告那賀川町 郷土研究発表会紀要第 41号,阿波学会・徳島県立図書館 (14)中国四国農政局徳島統計情報事務所(1994) 徳島農林水産統計年報,徳島農林統計協会 (15)北島町公報委員会(1995):北島町報
第567号,北島町公報委員会 (16)北島町公報委員会(1995):北島町報
第556号,北島町公報委員会 (17)石川和男ほか(1995):四国の野鳥,高知新聞社
北島町野鳥目録 1995年2月から12月の間に記録された種名と、具体的な観察例を記載した。多数観察記録がある種についても、記載は2例までとした。記載事項は、左から観察年月日、大字、小字または地名、個体数、環境あるいは行動の順である。北島町は全域が海抜高度数
m
以下の低平地であり、観察場所の標高は記載していない。種名の後の◎印は、町内での繁殖が確認されたか、あるいは行動等から繁殖確実な種であることを、○は繁殖の可能性がある種を示す。
カイツブリ目 Order
PODICIPEDIFORMES カイツブリ科 Family PODICIPITIDAE 1.カイツブリ Podiceps
ruficollis ◎ 95.9.26 高房 旧吉野川 幼鳥2、成鳥3 95.10.13 中村 鍋川 2 2.カンムリカイツブリ Podiceps
cristatus 95.10.28 鯛浜 今切川 1 下流から飛来着水 ペリカン目 Order
PELECANIFORMES ウ科 Family PHALACROCORACIDAE 3.カワウ Phalacrocorax
carbo 95.2.19 高房 旧吉野川 3 95.11.23 鯛浜 今切川 3 北岸ヨシ原沿いの杭くいにとまる コウノトリ Order
CICONIIFORMES サギ科 Family ARDEIDAE 4.ヨシゴイ Ixobrychus
sinensis ○ 95.6.10 太郎八須 1 早朝、休耕田ヨシ原の上にフワッと浮く 5.ゴイサギ Nycticorax
nycticorax ○ 95.4.18 中村 鍋川 1 水際のヨシ原の中 95.8.20 高房 幼鳥1 6.ササゴイ Butorides
striatus ○ 95.6.10
中村 鍋川 2 キョーと鳴きながら飛来し河畔林にとまる 95.8.5 新喜来 旧吉野川 1 若鳥 ヨシの生える水際 7.アマサギ Bubulcus
ibis 95.6.2 北村 三町地 夏羽2、冬羽7 採餌 95.9.2 北村 三町地 11 イネ刈跡で採餌 8.ダイサギ Egretta
alba 95.4.16 高房 旧吉野川 4 95.10.28 太郎八須 5 ハス田で採餌 9.チュウサギ Egretta
intermedia 95.4.16 北村 三町地 1 草の生えた耕起田 95.8.12 太郎八須 2 ハス田 10.コサギ Egretta
garzetta 95.5.16 中村 野畑 3 ハス田および田植済みの水田で採餌 95.12.3 高房 今切川 19 右岸のナンキンハゼやセンダンにとまる 11.アオサギ Ardea
cinerea 95.7.16 高房 旧吉野川 5 川面を飛行 95.9.26 高房 旧吉野川 1 大きな魚を突き刺し、下に降ろしてつっつく ガンカモ目 Order
ANSERIFORMES ガンカモ科 Family ANATIDAE 12.マガモ Anas
platyrhynchos 95.2.19 高房 旧吉野川 48 95.10.28 鯛浜 今切川
200 ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロと混群 13.カルガモ Anas
poecilorhyncha 95.10.15 高房 旧吉野川 1 95.10.28 鯛浜 今切川 10 14.コガモ Anas
crecca 95.5.6 太郎八須 10 ハス田 終認記録 95.9.2 太郎八須 1 水がたまった休耕田 初認記録 15.ヨシガモ Anas
falcata 95.2.19 高房 旧吉野川 1 16.オカヨシガモ Anas
strepera 95.2.19 高房 旧吉野川 1 95.10.28 鯛浜 今切川 6 ヒドリガモ、マガモなどと混群 17.ヒドリガモ Anas
penelope 95.2.19 高房 旧吉野川
875 95.6.10 中村 鍋川 2♀型 18.アメリカヒドリ Anas americana 95.12.3 新喜来 旧吉野川 1♂ ヒドリガモの群れに混じる 19.オナガガモ Anas
acuta 95.10.28 太郎八須 2 ハス田でコガモやマガモとともに休息 20.ハシビロガモ Anas
clypeata 95.11.23 太郎八須 4 ハス田水面で採餌 95.12.20 高房 旧吉野川 1 21
.ホシハジロ Aythya
ferina 95.11.22 高房 旧吉野川 1♀ 95.11.23 鯛浜 今切川 6 ヒドリガモ、マガモなどと混群 22.スズガモ Aythya
marila 95.10.31 高房 今切川 1 ワシタカ目 Order
FALCONIFORMES ワシタカ科 Family ACCIPITRIDAE 23.ミサゴ Pandion
haliaetus 95.8.20 高房 旧吉野川 1 水面へ降下反復 95.12.3 高房 旧吉野川 1 魚を足でつかみ上空を北へ飛び去る 24.トビ Milvus
migrans 95.7.8 太郎八須 1 魚を下げて上空飛行 95.8.15 高房 旧吉野川 1 川で水浴び後電線にとまる 25.オオタカ Accipiter
gentilis 95.10.15 太郎八須 1 上空高く北へ飛び去る 95.12.3 北村 三町地 上空低く羽ばたきながら北西へ飛び去る 26.サシバ Butastur
indicus 95.4.29 中村 2 無風状態のなか工場排煙近くで帆翔(しょう)上昇後北東へ羽ばたき飛去 ハヤブサ科 Family
RALLIDAE 27.チョウゲンボウ Falco
tinnunculus 95.10.30 高房 八丁野西 1 キッキッキと鳴きながらトビを追いかける 95.11.2 高房 八丁野西 1 カラスに追われて東へ逃げる ツル目 Order
CHARADRIIFORMES クイナ科 Family CHARADRIIDAE 28.ヒクイナ Porzana
fusca ○ 95.9.2 太郎八須 西ノ瀬 1 川沿い草地から道路へ 29.バン Gallinula
chloropus ◎ 95.4.16 中村 鍋川 3 ヨシやマコモが岸辺に繁茂した半三日月湖状の旧河川 95.10.4 高房 旧吉野川 幼鳥1成鳥6 30.オオバン Fulica
atra 95.12.20 高房 旧吉野川 1 ホテイアオイのたまった川岸ヨシ原沿い チドリ目 Order
CHARADRIIFORMES チドリ科 Family CHARADRIIDAE 31.コチドリ Charadrius
dubius ◎ 95.7.8 太郎八須 西ノ川 2 コンクリート工場の砕石置き場 95.8.20 太郎八須 8 排水されたハス田に幼鳥の混じった群れ 32.ムナグロ Pluvialis
squatarola 95.4.29 北村 原川田 19 排水されたハス田 95.10.13 北村 原川田 6 排水されたハス田 33.ケリ Microsarcops
cinereus 95.11.16 高房 旧吉野川 1 キーキーと鳴きながら川岸から飛び立ち北東へ飛去 34.タゲリ Vanellus
vanellus 95.11.25 北村 原川田 1 排水されたハス田 シギ科 Family
FALCONIDAE 35.トウネン Calidris
ruficollis 95.5.18 北村 三町地 5夏羽 水の浅いハス田でハマシギと混群となり採餌 36.ハマシギ Calidris
alpina 95.5.18 北村 三町地 86夏羽 水の浅いハス田でトウネンと混群となり採餌 37.オオハシシギ Limnodromus
scolopaceus 95.11.23 太郎八須 2冬羽 水の浅いハス田で採餌、10日以上同所で生活 38.クサシギ Tringa
ochropus 95.4.16 太郎八須 1 39.タカブシギ Tringa
glareola 95.4.22 太郎八須 備後江家 3 田植直後の水田 95.8.20 太郎八須 5 ハス田 40.キアシシギ Tringa
brevipes 95.5.7 中村 今切川 3 北岸水辺の石の上 41.イソシギ Tringa
hypoleucos 95.4.29 太郎八須 鍋川 2 鍋川 95.8.20 太郎八須 1 ハス田 42.チュウシャクシギ Numenius
phaeopus 95.4.30 高房 旧吉野川 1 上空飛行 95.5.18 太郎八須 3 ハス田で採餌 43.ヤマシギ Scolopax
rusticola 95.4.18 高房 西高房 1 旧吉野川南岸草原から飛び立つ 44.タシギ Gallinago
gallinago 95.4.16 太郎八須 8 ハス田 95.10.13 北村 原川田 10 ハス田 セイタカシギ科 Family
RECURVIROSTRIDAE 45.セイタカシギ Himantopus
himantopus 95.9.24 太郎八須 1成 雑草がまばらに生えた水の深い田 95.10.1 太郎八須 1若2成 水深いハス田 カモメ科 Family
LARIDAE 46.ユリカモメ Larus
ridibundus 95.2.19 高房 旧吉野川 41 1羽の右足に黄色の輪 95.4.16 中村 稗畑 22 水を張り始めた田で採餌 47.セグロカモメ Larus
argentatus 95.4.19 中村 川原 1 街灯にとまる 95.11.21 高房 八丁野西 1 浄水場取水塔にとまる 48.カモメ Larus
canus 95.4.29 高房 旧吉野川 1 49.コアジサシ Sterna
albifrons 95.5.13 高房 今切川 3 採餌行動ほか 95.6.18 高房 旧吉野川 1 飛行 ハト目 Order
COLUMBIFOMES ハト科 Family COLUMBIDAE 50.キジバト Streptopelia
orientalis ◎ 95.7.29 江尻 宮ノ本 2 八幡神社境内クスノキに1巣 95.8.31 太郎八須 惣野 2 倉庫庇下面の鉄骨に1巣 アマツバメ目 Order
APODIFORMES アマツバメ科 Family APODIDAE 51.アマツバメ Apus
pacificus 95.5.3 鯛浜 西ノ須 1 上空飛行 ブッポウソウ目 Order
CORACIIFORMES カワセミ科 Family ALCEDINIDAE 52.カワセミ Alcedo
atthis ○ 95.5.7 高房 旧吉野川 2 2羽が追いかけっこ 95.10.13 中村 鍋川 1 小魚を捕食 スズメ目 Order
PASSERIFORMES ヒバリ科 Family ALAUDIDAE 53.ヒバリ Alauda
arvensis ◎ 95.8.20
高房 旧吉野川 1 南岸草地 95.11.23 太郎八須 備後江家 3 耕起された乾燥した水田 ツバメ科 Family
HIRUNDINIDAE 54.ツバメ Hirundo
rustica ◎ 95.6.2 江尻 松ノ木 1巣5ヒナ2成 夜シャッターを下げるがその中で親鳥も休む 95.6.3 鯛浜 川久保 1巣3ヒナ スーパー玄関庇に営巣、ビニール傘を吊り糞受けに セキレイ科 Family
MOTACILLIDAE 55.キセキレイ Motacilla
cinerea 95.10.28 高房 百堤外 1 今切川沿い鳴きながら飛行 95.12.3 新喜来 砂原 1 畑裸地 56.ハクセキレイ Motacilla
alba 95.4.11 中村 西ノ瀬 3 耕起された水田 95.10.13 北村 原川田 7 水たまりのあるハス田 57.セグロセキレイ Motacilla
grandis ◎ 95.8.5 中村 中須 1成1幼 鍋川岸辺で採餌 95.8.12 太郎八須 1幼 ハス田 58.タヒバリ Anthus
spinoletta 95.4.16 北村 三町地 1 耕起された田 95.11.23 太郎八須 備後江家 3 耕起された乾燥した水田 ヒヨドリ科 Family
PYCNONOTIDAE 59.ヒヨドリ Hypsipetes
amaurotis ◎ 95.7.7 北村 天満神社 1成1幼 クスノキにとまる 95.9.7 高房 八丁野西 1成1幼 モズ科 Family
LANIIDAE 60.モズ Lanius
bucephalus ◎ 95.4.16 中村 鍋川 1 餌をくわえる 95.6.2 中村 興今田 ♂♀各1 虫をくわえ庭木の中へ ヒタキ科 Family
MUSCICAPIDAE (ツグミ亜科 Subfamily TURDINAE) 61.ジョウビタキ Phoenicurus
auroreus 95.2.18 高房 勝瑞境 2 95.10.28 中村 出須 1♂ 乾いた造成地 62.ノビタキ Saxicola
torquata 95.2.18 高房 西高房 1♂ 旧吉野川南岸草地のセイタカアワダチソウにとまる 63.アカハラ Turdus
chrysolaus 95.4.16 高房 三合公園 1 生け垣の下で採餌 64.シロハラ Turdus
pallidus 95.4.11 鯛浜 西ノ須 1 水神社の杜 95.4.18 中村 出須 2 鍋川沿いの小藪 65.ツグミ Turdus
naumanni 95.5.3 太郎八須 1 終認記録 95.11.23 北村 原川田 3 初認記録、水の引いたハス田 (ウグイス亜科 Subfamily
SYLVIINAE) 66.ウグイス Cettia
diphone 95.4.16 高房 八丁野東 1 竹林 95.11.23 太郎八須 川田 1 ヨシ原 67.オオセッカ Megalurus
pryeri 95.4.16 高房 西高房 1 河川敷の枯れたヨシ群落の下層を移動しながらジョルジョルとかなり大きな声で鳴く。4.18まで同所で生息確認。 68.シマセンニュウ Locustella
ochotensis 95.9.27 高房 百堤外 1 河川敷草地 69.オオヨシキリ Acrocephalus
arundinaceus ◎ 95.4.29 太郎八須 川田 1 休耕田ヨシ原 初認記録 95.7.29 中村 鍋川 1 餌をくわえヨシの茂みへ入る 70.セッカ Cisticola
juncidis ◎ 95.4.23 高房 百堤外 5 河川沿い草地 95.8.2 中村 中内 1 ツリスガラ科 Family
REMIZIDAE 71.ツリスガラ Remiz
pendulinus 95.4.16 高房 西高房 14 河川敷のヨシやセイタカアワダチソウの草地に 95.5.7 高房 西高房 12 河川敷のヨシ群落やヤナギに メジロ科 Family
ZOSTEROPIDAE 72.メジロ Zosterops
japonica 95.2.18 高房 勝瑞境 2 人家の庭 95.4.11 鯛浜 西ノ須 4 水神社社叢のクスノキに ホオジロ科 Family
EMBERIZIDAE 73.ホオジロ Emberiza
cioides ◎ 95.6.30 高房 百堤外 1♂ 電線でさえずる 95.11.19 高房 西高房 4 河川敷のヨシやセイタカアワダチソウの草地に 74.ホオアカ Emberiza
fucata 95.2.18 高房 西高房 1 河川敷のヨシやセイタカアワダチソウの草地に 95.4.11 北村 三町地 1 草の生えた畦に 75.アオジ Emberiza
spodocephala 95.4.11 鯛浜 西ノ須 3 草が繁茂した公園 95.4.18 中村 出須 3 鍋川沿いの小藪 76.オオジュリン Emberiza
schoeniclus 95.2.18 高房 西高房 9 河川敷のヨシやセイタカアワダチソウの草地に 95.12.3 太郎八須 2 休耕田ヨシ原や周辺の湿田草地 アトリ科 Family
FRINGILLIDAE 77.カワラヒワ Carduelis
sinica ○ 95.4.11 太郎八須 備後江家 70+ 95.5.27 高房 百堤外 10 河川沿い乾性草地 78.イカル Ephona
personata 95.4.16 新喜来 砂原 15 若宮神社境内クスノキの樹冠にとまりさえずる 79.シメ Coccothraustes
coccothraustes 95.2.18 高房 東堤下 1 旧吉野川沿いのオニグルミにとまる ハタオリドリ科 Family PLOCEIDAE 80.スズメ Psser
montanus ◎ 95.7.29 江尻 宮ノ本 15巣 八幡神社社殿 95.11.23 太郎八須 川田 40 休耕田ヨシ原に群れ ムクドリ科 Family
STURNIDAE 81.ムクドリ Sturnus
cineraceus ◎ 95.6.29 鯛浜 川久保 2 民家戸袋に営巣、中からヒナの鳴き声 95.8.12 中村 稗畑 6幼鳥 塚の上のクスノキ、エノキ高木の枝に カラス科 Family
CORVIDAE 82.ミヤマガラス Corvus
frugilegus 95.4.23 高房 百堤外 1 河川敷草原 95.12.3 江尻 川中須 43 耕起された田畑や電線に 83.ハシボソガラス Corvus
corone ◎ 95.5.18 高房 八丁野西 2成2幼 川岸の枝で幼鳥2羽に小魚を給餌 95.7.16 鯛浜 西ノ須 2 水神社社叢のクロマツに1巣 84.ハシブトガラス Corvus
macrorhynchos ○ 95.4.11 中村 西川向 1 ヤナギ高木にとまる 95.4.30 中村 西ノ瀬 1 八坂神社社叢 (野生化種) ハト目 Order
COLUMBIFOMES ハト科 Family COLUMBIDAE 85.ドバト Columba
livia ◎ |