阿波学会研究紀要


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郷土研究発表会紀要第40号

由岐町の鳥類

鳥類班(日本野鳥の会・徳島県支部)

                増谷正幸

1.はじめに
 海部郡由岐町は徳島県南部に位置する、山が海に迫った細長い町である。面積23.3平方キロメートル。北部、東部は阿南市に、西部は日和佐町に接し、南は太平洋に面する。最高点は明神山の441.6m。町内に気象庁の観測地点は無いが、阿南市蒲生田と日和佐の観測資料を参考に、県北部の徳島市と比較すると(表1)、冬期は温暖で、夏期は涼しく、降水量は多い。黒潮暖流の影響を受けた、海岸沿いの気候を示している。


 平地は非常に少ない。潜在自然植生は、全域暖温帯常緑広葉樹林帯下部に属する。現存植生は、殆んどが二次的な植生である。最も広い面積を占めるのはウベメガシ林であるが、過去に炭焼きが盛んであったのと、海からの風をまともに受け易いためか、樹高の低い二次林状である。海岸沿いはトベラなど常緑広葉樹の低木林が多い。ヒノキ、スギの植林は明神山南西方に見られる。一部にシダが繁茂し、森林への遷移が阻害されている所がある。
 伊座利、阿部(あぶ)、志和岐、東由岐、西の地、港町、西由岐、田井、木岐の大字に分けられる。漁業が町の最も重要な産業である。

2.調査地点と調査方法
 由岐町の自然環境を特徴づけているのは海である。したがって、鳥類班は海岸地帯を中心に野生鳥類の生息調査を行なった。また山地は二次林状であるとはいえ、常緑広葉樹が優占する林が拡がっている。これに対応する鳥類相が見られるか確かめるため、ライン・センサス調査を行なった。池沼や湿田地帯があるのでそれらの調査も行なった。本来なら3年程度継続した調査を行ないたい。しかし、本総合学術調査の期間は平成5(1993)年7月27〜8月9日である。鳥類の調査は四季を通して行なわなければ意味が無いので、1993年2月27日から1994年1月10日まで約1年間の現地調査を実施した。

3.調査結果
 調査結果について、(1)重要な種類、(2)調査地点、(3)自然環境、に大別して概略を記す。
(1)重要な種類
 1 ミサゴ(ワシタカ科)
 全長54〜64cm、翼長155〜175cm。魚を捕食するタカである。人の寄りつかない急峻な崖の岩棚や木の枝に営巣する。徳島県内では阿南市蒲生田岬以南の海岸地帯が主要な生息地である。元々数の少ない種類であるが、1980年前後頃までは何か所かで営巣・繁殖が確認されていた。しかし、最近は確認例が著しく減少している。最大の原因はレジャーの釣り人の増加である。生息地近くの岩場や岩礁を釣り人が占拠すると、敏感で警戒心の強い彼らは、それを嫌って巣を放棄してしまうのである。今回の調査では、本種の生息・繁殖確認を最大の眼目として1993年3月から調査を行なった。しかし、生息適地の予測、選定に手間取り調査体制が整うのが遅れたためもあってか、なかなか見つからず、8月になってやっと生息が確認された。その後、翌94年1月にかけて伊座利、阿部、志和岐、木岐で少数が記録された。結局巣は見つからなかった。本町でもあちこちの海岸や岩礁は釣り人であふれ返っている。それらから判断すると、今回確認された個体は由岐町で繁殖したのでなく、他所で生まれた若鳥が新たな生息地を求めて移動して来た可能性もある。しかし本町の海岸線は彼らが生息・繁殖できる自然環境には恵まれているので、今後さらに詳しい調査が必要である。いずれにせよ、釣り人の立入りを何らかの形で規制しない限り、本種が姿を消す可能性が大きいと言わざるを得ない。
 2 クロサギ(サギ科)
 全長約62.5cm。中型のサギ。本州以南の岩の多い海岸に留鳥として生息する。黒色型と白色型があり、九州以北では黒色型が多い。魚、カニ、エビ、貝などを捕食する。人の寄りつかない断崖など岩の上に営巣することが多い。徳島県でも繁殖しているのでは、と言われているが、未だ確認されていない。今回の調査では、1993年7月下旬から翌94年1月にかけて阿部〜木岐の海岸で生息が確認されたが、非常に少なかった。由岐町内で営巣・繁殖しているかどうかについては、さらに調査を重ねてみないと何とも言えないが、本種もミサゴ同様、警戒心が強く容易に人を寄せ付けない性質であるので、釣り人の増加により将来の生息が危ぶまれる。
 3 アオサギ(サギ科)
 全長約93cm。大型のサギ。水辺に生息し、魚などを捕食する。徳島県内では牟岐町大島でコロニー(集団繁殖地)が確認されている(1973、77、78年 約300巣)。木の枝に営巣する。由岐町では1年を通して各地の海岸、漁港、河川、池沼、湿地、水田などで見られた。1993年6月に、箆野(ぬの)島の樹林に多数とまっているのが確認された。この時、巣は見つからず繁殖確認には到らなかった。これが単なる休息所やねぐらであるのか、或いはコロニーであったのか、さらに継続調査が必要である。
 4 ウミウ(ウ科)
 全長約84cm。徳島県には冬鳥として渡来し、外海に面した海岸や島に生息する。海中に潜って魚を捕食する。岩の上で休息したり、翼を広げて乾かしたりする。由岐町でも各地の岩の海岸や岩礁で見られた。
 5 イソヒヨドリ(ヒタキ科ツグミ亜科)
 全長約23.5cm。ヒヨドリの仲間でなくツグミの仲間である。オスの頭、胸、背は青藍色、腹は赤褐色であるが、メスは茶褐色の地味な色彩である。主として岩や断崖のある海岸に留鳥として生息する。昆虫など小動物や木の実を食べる。岩の割れ目や洞穴の中などに営巣する。人家や建物のすきまに営巣することもある。由岐町ではごく普通に各地の海岸沿いや集落の周辺に生息する。本町の自然環境に対応する代表的な種類である。
 6 ヒクイナ(クイナ科)
 全長約22.5cm。前頭〜上腹は赤茶色、背・翼は暗褐色、足は赤い。夏鳥として渡来し、河川、池沼、水田に接した湿地に生息し、小動物や草の種子を食べる。水辺のイネ科植物の株の中に営巣することが多い。夕方から夜間、早朝にかけて、キョキョキョキョ……と、初めはゆっくり、次第にテンポを上げてさえずる。由岐町では1993年6月12日、由宇(東由岐)地区の水田に接した山ぎわの湿地で早朝さえずり声が確認された。石積みの用水が流れ、所々に幅の広い溜りがあり、トノサマガエルも生息し、周辺は草むらとなっている。
本町で確認されたのはここ1か所だけであった。他にも生息地がある可能性もあるが、用水や水辺がコンクリート護岸となり、土木工事で湿地が埋められ乾燥化すれば生息は絶望的である。生息環境の保全が望まれる。
 7 アオバト(ハト科)
 全長約33cm。緑色のハト。山地の落葉広葉樹の多いよく茂った林に生息する。徳島県では冷温帯のブナなどの自然林が主な生息地である。農耕地や林縁(えん)部でよく見かけるキジバトが草の種子を食べるのに対して、本種は木の実が主食である。本種の特徴として、海岸の岩場へ飛来して海水を飲むことが知られている。今回の由岐町の調査では、8、9月に海岸沿いで記録された。おそらく、本町では繁殖せず、内陸の山岳地帯から海水を飲むために飛来するのであろう。どこから来るのかが判明すれば大きな成果となろう。
 8 アオバズク(フクロウ科)
 全長27〜30.5cm。夏鳥として渡来し、神社の森などの大木、古木の樹洞で営巣、繁殖する。夜間活動し、主として昆虫を捕食する。1993年7月11日、成鳥と幼鳥が発見された。タブノキに巣穴として利用出来そうな樹洞が2つ開いていた。
このタブノキの胸高直径を計測した所、99.0cm(幹の周311cm)であった。この神社には他にクスノキ(胸高直径79.6cm)、タブノキ(同66.6cm)があったが、いずれも巣穴に使えそうな樹洞は無かった。7月24日に由岐町内の他の神社を見て回った。タブノキなどの大木もあったが、アオバズクは見つからなかった。その原因として、調査時期が遅かったこと(5、6月が適当)、大木であっても巣穴として利用出来るような樹洞は極めて少ないこと、が考えられる。なお、本種も含めた夜間活動したり鳴いたりする種類(フクロウ、ヨシゴイ、ミゾゴイ、ヒクイナ、タマシギ、ヨタカ、トラツグミなど)を発見すべく、夜の調査を7月30日から31日にかけて行なった。しかし、ゴイサギ以外何も記録されなかった。

(2)主な調査地点
 1 蛇ケ池

 鹿の首岬との間の陸繋(けい)砂洲の中に出来た池である(面積約0.4ha)。周囲をウバメガシ、トベラなどの低木林で囲まれ、岸辺はヨシが茂るなど自然状態の水辺となっている。カイツブリ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、シマアジなどの水辺鳥が記録された(表2、参照)。アオサギは時には多数集まり、主として休息所として利用している。シマアジ(ガンカモ科)は春・秋の渡りの途中に立寄る旅鳥である。徳島県での記録は非常に少なく、貴重な記録であると同時に、この池が渡りの中継地として重要であることを示すものである。マガモは11月5日には68羽記録された。しかし可猟地区であるため、狩猟期間中(11月15日〜2月15日)は殆んど生息出来なくなる。

 2 小川溜
 田井の浜海岸の後背地の平野の中の池である(面積約0.3ha)。周囲は農耕地、山林JR牟岐線線路の土手などで、岸辺はヨシなどが密生し、ヤナギなど樹木が点在する。カイツブリ、ゴイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、バン、カワセミ、キセキレイなどの水辺、湿地性鳥類が記録された。カルガモはヒナ連れが確認された。また、周辺ではトビ、ノスリ、キシバト、ツバメ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラスなどが見られた。コンクリート護岸でない、自然に近い水辺を含む多様な環境は、多くの鳥類や他の野生生物にとって大切な生活の場である。

(3)山地の林


 由岐町の山地の林は、ウバメガシなど常緑広葉樹が多い。しかし、過去に炭焼きが盛んであったこと、海からの風をまともに受け易い気象条件であること、などから二次林状の樹高の低い林が殆んどである。とはいえ、過去の阿波学会・総合学術調査においては常緑広葉樹の優占する林の鳥類を調べる機会に恵まれなかったので、常緑広葉樹林における鳥類相を解明する上での一助とするため、ライン・センサス調査を行なった。伊座利地区に調査コースを設定し(図1、参照)、時速2km 程度で歩行して半径25m 以内で姿または鳴き声で確認した鳥の種類と個体数をすべて記録していった。25m 外で出現した種類も参考のため適宜記録した。コース全長約1.2km、海抜高度約100〜360.4m。コース前半は谷沿いでウバメガシが優占し、タブノキ、ヒメユズリハなど他の常緑広葉樹か混じる。低木層はタイミンタチバナ、ヒサカキ、ヤブツバキ、林床にはイズセンリョウ、ツワブキ、ムサシアブミなどが見られた。後半は阿南市との境の稜線沿いとなり、樹木はやや矮小化する。

 調査結果は表3、に示す通りである。ヒヨドリ、メジロが優占する。両種とも低山の常緑広葉樹林を好む種類であるとされているので、それを裏付ける結果である。しかし、繁殖すると思われる他の鳥は、種類、個体数とも少ない。コジュケイ、ヤマドリ、キジバト、アオゲラ、コゲラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ(以上留鳥)、サシバ、ホトトギス、ヤブサメ(以上夏鳥)などである。クロツグミは5月23日に記録されたが7月9日には見つからなかったので何とも言えない。過去の総合学術調査における半田町、土成町、板野町、石井町や、徳島市眉山(最高点約290m)における筆者の調査と比べてみると、暖温帯下部の山地の林で当然繁殖すると思われ、ライン・センサスで見出され易い種類のうち、カケス(留鳥性)、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、サンコウチョウ(以上夏鳥)が記録されなかった。


 従来から、本州、四国、九州(南西諸島を除く)の常緑広葉樹林は、鳥類相は余り豊かでないと言われている。その原因として、約1万年前以前の寒冷な時代は常緑広葉樹林帯は日本列島南西部の限られた地域に押し込められていたこと、その後温暖化して北方へ進出し始めたが、十分に分布域を広げる前に人間による大規模な破壊にあって、一部の社寺林を除いて殆んど失われてしまったこと、そのためその自然環境に適応した鳥類が分化する時間的余裕が無かった、などと言われている。また、常緑広葉樹のみが茂る暗い林は環境が割合単調であるため、養える生物量や種類は必ずしも多くはないと言われる。今回の調査結果がそれらを裏付けるものか、或いはただ単に調査コース又は由岐町の常緑広葉樹林が二次林状であるためか、どちらとも言えない。由岐町以外の県南各地をさらに調査して資料を蓄積する必要がある。ただ、適当な林が殆んど残っていないのが現状であるが。
 冬期は個体数が多くなる。ノスリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、クロジ、ウソ、イカル、カケスなどが冬鳥として渡来する。ヒヨドリ、メジロも留鳥性のものに加えて、越冬のため北方から渡来するものが加わり数が増える。温暖地である由岐町の天然性林は冬期の越冬地として重要である。

(4)その他
 由岐町は山地が直接海へ落ち込む地形が多い、このような所には、トビ、オオタカ、ツミ、ハイタカ、ノスリ、ハヤブサが見られた。留鳥性であるトビを除けば、いずれも冬鳥〜旅鳥として訪れる。海岸沿いの林は、春・秋の渡りの季節や冬期はメジロやヒヨドリが非常に多くなる。オオタカ、ツミ、ハイタカ、ハヤブサは小鳥類を捕食するので、彼らにとっては良い生息環境なのであろう。
 由宇(東由岐)と南白浜(木岐)の水田は湿田状である。湿地状の池があり、用水はコンクリート護岸されていない所も多く、イモリ、トノサマガエル、メダカなども多い。由宇ではヒクイナが確認され、南白浜ではダイサギ、コサギ、アオサギ、ゴイサギ、バンなどが見られた。このような自然環境が残されるなら、さらに別の水辺・湿地性鳥類(ミゾゴイ、ヨシゴイ、クイナ、タマシギなど)が見つかる可能性もある。これらはいずれも近い将来、日本列島からの絶滅が危惧される種類である。
 今回の調査で容易に記録されると予想されながら、結局見つからなかった種類があった。
ヒバリ、セッカ、ドバトなどである。ヒバリは広い農耕地や丈の短い草地を、セッカは河川敷など原野状の草地を好む。ドバトは外来種で各地で野生化し、自然が改変され都市化・人工化するにつれて増加し、建物のすきまや橋の下に営巣・繁殖し、畑の農作物を食害する。徳島市周辺など県北東部の平地では普通に見られる。短時日の調査であったので、これらが生息していないとは断言出来ない。しかし、由岐町の自然環境が山勝ちで平地が少なく農耕地が狭いこと、かつて陸の孤島と言われたように、県内の他の地域に比べればまだ俗化の程度が少ないように見えることとよく対応していると言えるかも知れない。

4.おわりに
 今回の調査により、由岐町の鳥類の生息状況はおよそ以下のようにまとめられる。
1  海岸地帯は多種多様な鳥類が生息する。代表種として、ミサゴ、クロサギ、イソヒヨドリが挙げられる。イソヒヨドリは普通に生息するが、ミサゴ、クロサギは非常に少なく、繁殖は確認されなかった。町外からのレジャーの釣り人により生息が脅かされている。
2  池沼や湿地、湿田は面積は狭いが、水辺・湿地性鳥類にとって重要な生息地である。
3  山地の常緑広葉樹林は、繁殖期はヒヨドリ、メジロが優占する。しかし、他の森林性鳥類は種類、数とも少ない。冬期は個体数が増加し、重要な越冬地となっている。
 以上のことを踏まえつつ、次の3点を要望致したい。
1  ミサゴ、クロサギの生息を確保するため、事前調査を十分行なった上で、何らかの形で釣り人の立ち入り禁止区域を設けていただきたい。これは、出来れば県南市町(阿南市、由岐町、日和佐町、牟岐町、海南町、海部町、宍喰町)が共同で取り組んでいただければより効果的であり、自治体にかかる負担も軽くなるであろう。
2  自然状態の水辺や池沼が、コンクリート護岸やリゾート開発などで失われれば、水辺・湿地性鳥類や他の水生動物は生息出来なくなるので、これらの土木工事は極力控えていただきたい。
3  山地の常緑広葉樹林が何か所かまとまって広く残されるよう望みたい。そして今後数十年にわたって息長い調査を続ければ、常緑広葉樹林における真の鳥類相を解明するための貴重な資料が得られるであろう。
〔調査参加・協力者〕曽良寛武、東條秀徳、新居正利、増谷正幸、森 逸子、八巻吉子(五十音順)

5.由岐町鳥類目録
 1993年2月27日〜1994年1月10日の現地調査で記録された種名と具体的な観察例を掲げる。具体的な観察例は、紙幅の制約上最少限に止め、本文や表を補うものと、特に重要な種類、行動、分布に限定して記載した(観察年月日、場所・地名・字名、地図メッシュ番号、海抜高度、個体数、環境、行動、記録者名)。海抜高度の記載の無いものは、平地、海岸沿い、又は上空飛翔中のものである。地図メッシュ番号は、5万分1地形図「日和佐」を縦・横それぞれ20等分し(A〜K、1〜11で表わす)、さらに縦・横それぞれ2等分して出来たメッシュ(a〜dで表わす)を単位として記録地を示している(図1、参照)。種名の後の◎印は由岐町での繁殖が確認されたか、或いは確実な種類を、○印は繁殖可能性がある種類を、△印は今回の調査だけでは何とも言えない種類であることを示す。さらに調査を継続すれば、確実性が増し、記録種も増えて、より充実した鳥類目録が作成されるであろう。自然環境が現在より悪化しなければ、であるが。地元の有志の方々に期待したい。

  カイツブリ目 PODICIPEDIFORMES
 カイツブリ科 PODICIPITIDAE
1.カイツブリ Podiceps ruficollis ◎
 1993.3.14 田井川(田井)〔F3b〕1〈増谷〉
 1993.3.20 鹿の首(阿部(あぶ)〔E8c〕1夏羽 蛇ケ池に〈増谷〉
 1993.10.31 小川溜(田井)〔G3c〕1成鳥・1若鳥 魚を捕える〈増谷〉
 1993.11.5 鹿の首(阿部)〔E8c〕2若鳥 蛇ケ池に〈増谷〉

  ミズナギドリ目 PROCELLARIIFORMES
 ミズナギドリ科 PROCELLARIIDAE
2.オオミズナギドリ Calonectris leucomelas
 1993.7.27 由岐漁港外〔G4bd〕190+ 沖の波の高い海面を飛ぶ〈曽良〉
 1993.7.27 東由岐〔H4a〜H5c〕200+ 沖の波の高い海上を飛ぶ〈曽良〉

  ペリカン目 PELECANIFORMES
 ウ科 PHALACROCORACIDAE
3.ウミウ Phalacrocorax filamentosus
 1993.3.14 西由岐〜田井〔G4c〕7 岩礁で休んだり海上を泳ぐ〈増谷〉
 1993.3.20 志和岐〜東由岐〔F5b〕30m 2 海岸の岸壁にとまる〈増谷〉
 1993.4.10 伊座利〔c10a〕6 岩礁にとまる〈増谷〉
 1993.11.6 大井(阿部)〔E7c〕5 岩礁にとまる〈増谷〉
 1993.12.5 山座(木岐)〔I3c〕5 海上を泳ぎ、岩の上で翼を広げて乾かす〈増谷〉
 1993.12.24 阿部〔D8b〕20+ 岩礁にとまる〈増谷〉
 1993.12.24 鹿の首(阿部)〔E8d〕12 岩礁で休んだり泳いだり潜ったりする〈増谷〉
 1993.12.30 小島〔G5d〜H5c〕27+ 島の周囲の岩礁にとまる〈増谷〉
 1994.1.2 志和岐〔E6d、F6c〕18 海岸沿いの岩場。潜って魚を捕える〈増谷〉
 グンカンドリ科 FREGATIDAE
4.コグンカンドリ Fregata ariel
 1993.7.27 由岐漁港〔G4ab〕1 港内から港外〜箆野(ぬの)島周辺の海上上空を飛ぶ(港外は台風5号の影響で波が高い)〈曽良、増谷〉
 1993.8.12 伊座利〔C11d〜D11c〜D10a〜C10b〕1 沖合を飛ぶ〈増谷〉
  コウノトリ目 CICONIIFORgfMES
 サギ科 ARDEIDAE
5.ゴイサギ Nycticorax nycticorax
 1993.6.12 愛宕山(西由岐)〔G4c〕1成鳥 海岸に〈増谷〉
 1993.7.11 田井川(田井)〔F3b〕2若鳥 岸辺の木の枝〈増谷〉
 1993.7.11 小川溜(田井)〔G3c〕14+(成・若) 岸辺の木の枝などに〈増谷〉
 1993.7.24 宮内神社(阿部)〔D8b〕1若鳥 常緑広葉樹にとまる〈増谷〉
 1993.7.27 由岐漁港〔G4a〕3+ いけすにとまる〈曽良、増谷〉
 1993.7.31 南白浜(木岐)〔H2a〕1 午前2時頃、湿田の岬に〈増谷〉
 1993.9.19 由宇(東由岐)〔G4a〕6+ 湿田と防潮堤の間の樹林に〈増谷〉
 1994.1.5 後山(西由岐)〔F4d〕40m 4 山林の木の枝に〈曽良、増谷〉
6.アマサギ Bubulcus ibis
 1993.6.26 南白浜(木岐)〔H2a〕10m 1 谷沿いのスギこずえに〈東條〉
7.ダイサギ Egretta alba
 1993.6.6 蛇ケ池(阿部・鹿の首)〔E8c〕1 岸辺に〈増谷〉
 1993.7.24 阿部〔D8b〕2 漁港沖のいけすにとまる〈増谷〉
 1993.7.27 由岐漁港〔G4a〕14+ いけすにとまる〈増谷〉
 1993.9.19 由宇(東由岐)〔G4a〕2 湿田状の池〈増谷〉
 1993.11.28 カタ(木岐)〔G3d〕20〜30m アオサギ8と共に山林の木の枝に〈増谷〉
 1993.12.12 由岐漁港〔G4a〕2 いけすにとまる〈増谷〉
8.チュウサギ Egretta intermedia
 1993.6.26 南白浜(木岐)〔H2a〕1 休耕田の水溜りに〈東條〉
9.コサギ Egretta garzetta
 1993.3.20 鹿の首(阿部)〔E8c〕1 磯の波打際に〈増谷〉
 1993.4.18 南白浜(木岐)〔H2b〕40m 1 谷沿いの棚田に〈増谷〉
 1993.6.12 由宇(東由岐)〔G5c〜G4a〕30± 池と湿田地帯に〈増谷〉
 1993.6.12 由岐漁港外〔G4ab〕41+ いけすにとまる〈増谷〉
 1993.7.11 小川溜(田井)〔G3c〕2 池に〈増谷〉
 1993.7.27 由岐漁港〔G4a〕191+ いけすにとまる〈曽良、増谷〉
 1993.8.8 阿部〔D8b〕5 漁港外のいけすにとまる〈増谷〉
 1993.9.12 南白浜(木岐)〔H2a〕1 湿田地帯の池の底を足でかき回す〈増谷〉
 1993.9.12 南白浜(木岐)〔H2a〕5 岩の海岸で採餌〈増谷〉
 1994.1.5 港町〜東由岐〔F4b〕13+ 漁港岩壁や漁船にとまる〈曽良、増谷〉
 1994.1.9 田井川〔F3b〕1 田井川水門の上流側〈増谷〉
10.クロサギ Egretta sacra △
 確認されたのは、いずれも黒色型であった。
 1993.7.27 由岐漁港〔G4a〕1 いけすにとまる〈曽良、増谷〉
 1993.8.29 南白浜の南(木岐)〔H3d〕1 岩の海岸に〈増谷〉
 1993.9.25 阿部〔D8b〕1 漁港沖のいけすにとまる〈増谷〉
 1993.9.25 阿部〔E7a〕1 海岸の岩場にとまる〈増谷〉
 1993.11.14 鹿の首岬(阿部)〔E8b〕1 岩礁に〈東條〉
 1993.12.25 阿部〔D9d〕1 海岸の岩の上〈増谷〉
 1994.1.5 志和岐〔F5a〜F6c〕1 漁港のいけす、又は岩の海岸〈曽良〉
11.アオサギ Ardea cinerea △
 1993.3.14 田井〔F3b〕1 田井川水門上流側、両側ヨシの水域に〈増谷〉
 1993.4.18 南白浜(木岐)〔H2b〕40m 1 谷沿いの棚田に〈増谷〉
 1993.4.18 山座(木岐)〔I3c〕1 岩の海岸に〈増谷〉
 1993.6.12 箆野(ぬの)島〔G4b〜H4a〕61+ 樹林の木の枝にとまる〈増谷〉
 1993.6.12 由岐漁港外〔G4ab〕143+ 海上のいけすにとまる〈増谷〉
 1993.6.26 箆野島〔G4b〜H4a〕300+ 樹林の木の枝にとまる〈東條〉
 1993.7.11 小川溜(田井)〔G3c〕25+ 池と西方の山林の木の枝に〈増谷〉
 1993.7.27 由岐漁港〔G4a〕159+ いけすにとまる〈曽良、増谷〉
 1993.8.8 阿部漁港〔D8b〕93± 明け方頃、テトラポットと港外のいけすに〈増谷〉
 1993.8.29 南白浜(木岐)〔H3c〕5 海岸の岩の上〈増谷〉
 1993.8.29 南白浜の南(木岐)〔H2b〕1 谷川河口部の水溜り〈増谷〉
 1993.9.19 由宇(東由岐)〔G4a〕4 湿田状の池〈増谷〉
 1993.9.25 蛇ケ池(阿部・鹿の首)〔E8c〕75+ 岸辺で休んだり浅い水中を歩いたりする〈増谷〉
 1993.12.12 西由岐〜田井〔G4c〕11 海岸沿いの小さな島の岩の上〈増谷〉
 1993.12.25 伊座利〔C10a〕1 岩礁に〈増谷〉
 1994.1.2 大井(阿部)〔E7c〕1 岩礁に〈増谷〉
 1994.1.5 後山(西由岐)〔F4d〕40m 9 山林の木の枝に〈曽良、増谷〉
  ガンカモ目 ANSERIFORMES
 ガンカモ科 ANATIDAE
12.マガモ Anas platyrhynchos
 1993.11.5 鹿の首(阿部)〔E8c〕68+ 蛇ケ池に〈増谷〉
 1993.12.24 鹿の首(阿部)〔E8c〕1♀・1♂ ハンターが蛇ケ池で撃ち落とす〈増谷〉
 1994.1.9 田井川(田井)〔F3b〕2♀・1♂ 田井川水門の上流方〈増谷〉
13.カルガモ Anas poecilorhyncha ◎
 1993.7.11 小川溜(田井)〔G3c〕1 海岸から飛んで来て池に着水〈増谷〉
 1993.7.11 小川溜(田井)〔G3c〕7ヒナ・1成鳥 ヨシに覆われた岸を泳ぐ〈増谷〉
14.シマアジ Anas querquedula
 1993.9.25 鹿の首(阿部)〔E8c〕2 蛇ケ池に〈増谷〉
15.ウミアイサ Mergus serrator
 1993.12.30 由宇(東由岐)〔G5ac〕1♀ 頭を海中に浸けたり潜ったりする〈増谷〉
 1993.12.30 由宇(東由岐)〔G5d〕4 海上を泳ぐ〈増谷〉
  ワシタカ目 FALCONIFORMES
 ワシタカ科 ACCIPITRIDAE
16.ミサゴ Pandion haliaetus △
 1993.8.13 延命寺碆〔G3b〜H3a〕1 岩の上にとまる〈曽良、増谷〉
 1993.8.13 南白浜の南(木岐)〔H3d〕1 海岸の枯れたマツにとまる〈曽良〉
 1993.9.25 阿部〔E8c→E7a〕1 沖合から海岸沿いを飛ぶ〈増谷〉
 1993.11.5 阿部〔E7ac〜E8c→a〕1 海岸沿いに東へ飛ぶ〈増谷〉
 1993.11.5 鹿の首(阿部)〔E8a→c〕1 何かをつかんで西へ飛ぶ〈増谷〉
 1993.12.25 伊座利→阿部〔D9a→E8d〕1 海岸沿いの海上を飛ぶ〈増谷〉
 1994.1.5 志和岐〔E6d〕1 海岸の崖沿いに飛んで枯れマツにとまる〈曽良〉
17.トビ Milvus migrans ◎
 1993.3.20 由宇(東由岐)〔G5d〕1巣・2成鳥 木の枝をくわえアカマツへ〈増谷〉
 1993.3.20 鹿の首(阿部)〔E8cd〕1 カモメ、ウミネコ30±と共に沖の漁船の回りを飛び回る〈増谷〉
 1993.3.20 鹿の首(阿部)〔E8c〕1 細長い魚をつかんで北方の山林へ〈増谷〉
 1993.4.18 山座(木岐)〔I3c〜I2a〕1 海岸を飛ぶ〈増谷〉
 1993.6.12 箆野(ぬの)島〔G4b〕14+ 樹林の木の枝にとまる〈増谷〉
 1993.12.12 由岐漁港〔G4a〕31 港外の海上旋回〈増谷〉
 1993.12.25 水島(伊座利)〔C11c〕2 岩棚にとまる〈増谷〉
 1993.12.30 由宇(東由岐)〔G5c〕16+ 山林から農耕地の上空旋回〈増谷〉
18.オオタカ Accipiter gentilis
 1993.11.5 伊座利峠〔A10d〕230m 1 山地上空を飛ぶ〈増谷〉
 1993.11.6 阿部〔E7a〕1 海岸から山林にかけての上空を舞う〈増谷〉
19.ツミ Accipiter gularis
 1993.12.25 伊座利〔C10a〕40m 1 海岸沿いに飛んでウバメガシ林へ入る メジロが騒ぐ〈増谷〉
20.ハイタカ Accipiter nisus
 1993.3.13 田井〔F4c→F3a〕80m 1 山林上空飛翔〈東條、森、八巻〉
 1993.11.6 大井(阿部)〔E6a〜E7c〕2 海岸から山林にかけて上空旋回〈増谷〉
 1993.11.6 潮吹岩〔E6b〕1 海岸上空を飛翔〈増谷〉
 1993.11.28 南白浜(木岐)〔H2a〕1 海岸の林に沿って飛ぶ〈増谷〉
21.ノスリ Buteo buteo
 1993.2.27 明神山〔B8b〕390m 2 NTT 無線中継所にとまる〈増谷〉
 1993.2.27 阿部〔C7b〜D7a〕1 山麓の上空を舞う〈増谷〉
 1993.11.5 鹿の首岬(阿部)〔E8d→E7b〕1 上空旋回し海上を西方へ〈増谷〉
 1993.12.5 田井→木岐〔F3d→G3c〕100m 1 山林上空を飛ぶ〈増谷〉
 1993.12.25 伊座利〔C10a〕1 トビと共に漁港〜海岸〜海上〜山林上空帆翔〈増谷〉
22.サシバ Butastur indicus ◎
 1993.5.16 阿部〔C7d〕270m 1 山林上空飛翔〈増谷〉
 1993.5.23 伊座利〔B10a→A11d〕150m 1 山林上空飛翔〈増谷〉
 1993.8.12 伊座利〔A10b〜A11d〕300m 2 山林上空旋回〈増谷〉
 1993.8.12 伊座利〔C10a〕1 山の方から飛んで来て漁港〜港外上空旋回〈増谷〉
 ハヤブサ科 FALCONIDAE
23.ハヤブサ Falco peregrinus
 1993.12.5 山座(木岐)〔I2a→b〕1 海岸近くの山林〜平野部上空を南へ〈増谷〉
  キジ目 GALLIFORMES
 キジ科 PHASIANIDAE
24.コジュケイ Bambusicola thoracica ◎
25.ヤマドリ Phasianus soemmerringii ◎
 1993.2.27 阿部〔C7d〕270m 1 ウバメガシ、ヒサカキなどの林〈増谷〉
 1993.3.27 伊座利〔B11c〕150m 1♀ 常緑広葉樹林、谷沿い斜面〈増谷〉
 1993.7.18 明神山〔B8b〕380m 1♂ 低木林の道端から飛び出す〈増谷〉
  ツル目 GRUIFORMES
 クイナ科 RALLIDAE
26.ヒクイナ Porzana fusca ◎
 1993.6.12 由宇(東由岐)〔G4a〕1 山林と水田の間の湿地でさえずり声 石積みの用水が流れ、所々に幅の広い溜りがあり、周辺は草むら〈増谷〉
27.バン Gallinula chloropus ◎
 1993.3.14 小川溜(田井)〔G3c〕1成+1 岸辺を泳いで湿性草地へ入る〈増谷〉
 1993.9.12 南白浜(木岐)〔H2a〕1若鳥 湿田地帯の湿地〜池でくちばしをしきりに水に突っ込んで採餌〈増谷〉
  チドリ目 CHARADRIIFORMES
 チドリ科 CHARADRIIDAE
28.コチドリ Charadrius dubius ○
 1993.6.26 南白浜(木岐)〔H2a〕3 砂浜と休耕田水溜り〈東條〉
 シギ科 SCOLOPACIDAE
29.キアシシギ Tringa brevipes
 1993.8.29 南白浜の南(木岐)〔H2b〕1 海岸の波打際〈増谷〉
30.イソシギ Tringa hypoleucos
 1993.8.29 南白浜の南(木岐)〔H2ab〕1 海岸の波打際〈増谷〉
 1993.9.12 山座(木岐)〔I3c〕1 岩の海岸〈増谷〉
31.チュウシャクシギ Numenius phaeopus
 1993.3.20 鹿の首(阿部)〔E8d〕7 西から海上を飛んで来て岩礁に下りる〈増谷〉
32.タシギ Gallinago gallinago
 1993.3.14 田井川(田井)〔F3b〕1 ヨシに囲まれた水域の岸辺〈増谷〉
 1993.12.12 田井〔F3a〕1 水田刈り跡から飛び立つ〈東條〉
 カモメ科 LARIDAE
33.ユリカモメ Larus ridibundus
 1994.1.5 由岐漁港〔G4a〕21 いけすにとまる〈曽良、増谷〉
 1994.1.5 港町〔F4b〕17 漁港の海面に浮かぶ〈曽良、増谷〉
34.セグロカモメ Larus argentatus
 1994.3.14 白浜(木岐)〔G2b〜G3d〜H2a〜H3c〕2 カモメ、ウミネコ133+と共に湾内のブイにとまる〈増谷〉
 1993.12.24 鹿の首(阿部)〔E8d〕1 ウミウが捕えた魚を横取りしようとする。ウミウは慌てて呑み込む〈増谷〉
 1993.12.25 伊座利〔C10a〕2 岩礁に〈増谷〉
35.オオセグロカモメ Larus schistisagus
 数少ない冬鳥として、貴重な記録である。
 1993.3.13 伊座利〔C10a〕2+ 海上に浮かぶ〈東條、森、八巻〉
36.カモメ Larus canus
 1993.3.13 伊座利〔C10a〕2 海上に浮かぶ〈東條、森、八巻〉
 1994.1.5 由岐漁港〔G4a〕80+ いけすにとまる〈曽良、増谷〉
37.ウミネコ Larus crassirostris
 1993.3.13 伊座利〔C10a〕11 海上に浮かぶ〈東條、森、八巻〉
 1994.1.2 志和岐〔E6d〜F6c〕6 海上を飛んだり海面に浮かんだりする〈増谷〉
 1994.1.5 由岐漁港〔G4a〕22 いけすにとまる〈曽良、増谷〉
  ハト目 COLUMBIFORMES
 ハト科 COLUMBIDAE
38.キジバト Streptopelia orientalis ◎
39.アオバト Sphenurus sieboldii
 1993.8.29 南白浜の南〔H2a→H3c〕4 海岸沿いの林から北東へ飛び去る
 1993.8.29 南白浜の南〔H2b〕1 海岸の岩場から飛び去る〈増谷〉
 1993.9.12 山座(木岐)〔I2a〜I3c〕1 海岸沿いに飛んで林の中へ〈増谷〉
 1993.9.19 由宇(東由岐)〔G5c〕1 海岩波打ち際の岩の上に〈増谷〉
  ホトトギス目 CUCULIFORMES
 ホトトギス科 CUCULIDAE
40.ジュウイチ Cuculus fugax
 1993.5.16 阿部〔C7b〕100m 1 山林でさえずり声〈増谷〉
41.カッコウ Cuculus canorus
 1993.5.23 伊座利〔B11c〕210m 1 山地でさえずり声〈増谷〉
42.ホトトギス Cuculus poliocephalus ◎
 1993.6.6 小伊座利〔B9b〕130m 1 山林でさえずり声〈増谷〉
  フクロウ目 STRIGIFORMES
 フクロウ科 STRIGIDAE
43.アオバズク Ninox scutulata ◎
 1993.7.11 1成鳥・1幼鳥 タブノキにとまる。巣穴に使えそうな樹洞が2つある。胸高直径99.0cm、幹の周311cm〈増谷〉
  アマツバメ目 APODIFORMES
 アマツバメ科 APODIDAE
44.アマツバメ Apus pacificus  ○
 1993.6.12 大碆〔H5c〕30± 周辺を飛び回る この島は植被なし〈増谷〉
 1993.6.12 小島〔G5d〜H5c〕50± 周辺を飛び回る この島はクロマツなどが生える〈増谷〉
 1993.6.12 子ブリ碆〔H4a〕10± 周辺を飛び回る この島は頂上にクロマツが少し生える〈増谷〉
 1993.6.12 由宇(東由岐)〔G5d〕8+ 山林上空を飛ぶ〈増谷〉
  ブッポウソウ目 CORACIIFORMES
 カワセミ科 ALCEDINIDAE
45.カワセミ Alcedo atthis ○
 1993.6.26 小川溜(田井)〔G3c〕1 岸辺の木の枝から水中に飛込む〈東條〉
 1993.7.11 田井川(田井)〔F3b〕1〈増谷〉
 1993.10.30 由宇(東由岐)〔G5c〕1 海岸の磯〈東條〉
 1993.11.6 大井〔G6b〕1 海岸から谷川へ飛ぶ〈増谷〉
 1994.1.5 志和岐〔E5b〕1 谷川河口部から漁港北突堤へ〈曽良〉
  キツツキ目 PICIFORMES
 キツツキ科 PICIDAE
46.アオゲラ Picus awokera ○
 1993.4.24 小伊座利〔C10c〕1 山林でさえずり声〈東條〉
 1993.7.9 伊座利〔A11d〕230m 2 山林で奇妙な声で鳴き合う〈増谷〉
 1993.12.25 阿部〔C8d〕60m 1 山林で鳴き声〈増谷〉
47.コゲラ Dendrocopos kizuki ◎
 1993.6.12 由宇(東由岐)〔G5d〕5m 1 山林に〈増谷〉
 1993.12.19 伊座利〔B11c〕200m 1 ウバメガシ幹をつついてカミキリムシの幼虫を捕食する〈増谷〉
  スズメ目 PASSERIFORMES
 ツバメ科 HIRUNDINIDAE
48.ツバメ Hirundo rustica ◎
 1993.3.14 田井〔F3b〕5m 2 飛翔〈増谷〉
 1993.6.12 本村(東由岐)〔F4b〕1巣・5ヒナ・2成鳥 木造家屋に〈増谷〉
 1993.6.12 西(港町)〔F4b〕1巣 西由岐漁業協同組合の建物の壁に〈増谷〉
 1993.7.11 小川溜(田井)〔G3c〕2 池の上を飛ぶ〈増谷〉
 1993.7.11 木岐〔G2a〕街の中の人家に巣あり〈増谷〉
 1993.7.18 明神山〔B8b〕380m 3(成鳥・幼鳥) 空中で給餌する〈増谷〉
49.コシアカツバメ Hirundo daurica ◎
 1993.6.12 東(西由岐)〔F4d〕1巣2成鳥 人家3階テラス天井に。同じ建物の2階テラス壁面にはツバメ、1巣4ヒナ2成鳥〈増谷〉
 1993.6.12 西(港町)〔F4b〕6巣・5+成鳥 西由岐漁業協同組合建物の天井に。うち、明らかに使っているのは3巣。古巣8〈増谷〉
 1993.6.12 西(西由岐)〔F4d〕1巣 つるかめ旅館玄関の白壁の天井に〈増谷〉
50.イワツバメ Delichon urbica
 1993.10.10 伊座利峠〔A10d〕230m 2 上空飛翔〈増谷〉
 セキレイ科 MOTACILLIDAE
51.キセキレイ Motacilla cinerea ◎
 1993.7.9 伊座利〔B11c〕90m 1♂・1♀型 谷川近くの道路上〈増谷〉
 1993.9.19 由宇(東由岐)〔G5c〕1 湿田地帯〈増谷〉
 1993.10.2 明神山〔B9d〕400m 1 林縁(えん)部に〈増谷〉
 1993.11.6 大井(阿部)〔D6b〕1 海岸に〈増谷〉
52.ハクセキレイ Motacilla alba
 1993.11.28 南白浜(木岐)〔H2a〕1 海岸の砂浜〈増谷〉
 1993.12.30 由宇(東由岐)〔G5d〕1 岩の海岸〈増谷〉
 1994.1.5 志和岐〔E5b〕1 谷川の河口部〈曽良、増谷〉
53.セグロセキレイ Motacilla grandis ◎
 1993.3.20 東地(西の地)〔F4a〕1 駅前通りの電線でさえずる〈増谷〉
 1993.5.16 伊座利峠〔B10c〕220m 1 道路上に〈増谷〉
 1993.6.26 南白浜(木岐)〔H2a〕2若鳥 海岸に〈東條〉
 1993.11.6 大井(阿部)〔D6b〕2 海岸の砂浜〈増谷〉
54.タヒバリ Anthus spinoletta
 1994.1.9 田井〔F3a〕5m 30± 丈の短い草に覆われた田と畔の草地〈増谷〉
ヒヨドリ科 PYCNONOTIDAE
55.ヒヨドリ Hypsipetes amaurotis ◎
 1993.4.18 小川溜(田井)〔G3c〕1 池の岸辺で水を飲み水浴する〈増谷〉
 1993.8.12 伊座利〔B11c〕200m 3幼鳥 ヤマモモの枝で羽づくろい〈増谷〉
 モズ科 LANIIDAE
56.モズ Lanius bucephalus ◎
 1993.2.27 明神山〔B8b〕350m 1 常緑広葉樹低木林の木の枝〈増谷〉
 1993.3.14 田井〔F3b〕5m 1♀・1♂・1+ 農耕地〜林縁部〈増谷〉
 1993.3.20 由宇(東由岐)〔G5c〕10m 2 山ぎわのハッサク園〈増谷〉
 1993.4.10 伊座利〔C10c〕10m 1 海岸後背地、谷川沿いの林縁(えん)部〈増谷〉
 1993.4.18 南白浜(木岐)〔H2a〕1 湿田地帯の電線にとまる〈増谷〉
 ヒタキ科 MUSCICAPIDAE
(ツグミ亜科 TURDINAE)
57.コマドリ Erithacus akahige
 1993.4.18 南白浜(木岐)〔H2a〕30m 1 シダヤブの多い山林でさえずり声〈増谷〉
58.ルリビタキ Tarsiger cyanurus
 1993.12.5 山座(木岐)〔I2a〕1♀ 潮害防備保安林でハゼの実を食す〈増谷〉
 1993.12.25 小伊座利〔C10c〕100m 1 谷沿い広葉樹林で不完全なさえずり〈増谷〉
59.ジョウビタキ Phoenicurus auroreus
 1993.3.20 由宇(東由岐)〔G5c〕1♂ 山ぎわの湿地〜休耕田〈増谷〉
 1993.10.31 小川溜(田井)〔G3c〕1♂ 岸辺の草の茎にとまる〈増谷〉
 1993.11.28 南白浜(木岐)〔H2a〕1♀ 林縁(えん)部でヘクソカズラの実を食す〈増谷〉
 1993.12.24 鹿の首岬(阿部)〔E8b〕30m 1♀ 海岸の絶壁にとまる〈増谷〉
 1993.12.25 伊座利〔C10c〕50m 1♀ 明神荘の池で水浴びをする〈増谷〉
 1993.12.25 明神山〔B8b〕390m 1♂ 無線中継所フェンスにとまる〈増谷〉
60.イソヒヨドリ Monticola solitarius ◎
 1993.3.14 田井の浜(田井)〔F3b〕1♀ 砂浜背後の丈の短い草地〈増谷〉
 1993.3.20 鹿の首(阿部)〔E8c〕1♀ 岩の海岸の波打際で小動物を捕食〈増谷〉
 1993.4.10 伊座利〔C10c〕1♂ 海岸の岩壁に〈増谷〉
 1993.4.18 西地(西の地)〔F4ac〕1♂ 由岐町庁舎の屋上でさえずる〈増谷〉
 1993.4.18 南白浜(木岐)〔H2a〕1♂ 防潮堤で緑色のアブラムシをついばむ〈増谷〉
 1993.6.12 大池(東由岐)〔F4b〕1♂ 電柱のてっペんでさえずる〈増谷〉
 1993.6.12 由宇(東由岐)〔F5d〕1♀・1♂・2♀幼鳥・1♂幼鳥 海岸の崖のクロマツ、トベラにとまる 砂浴びをするものあり〈増谷〉
 1993.6.12 子ブリ碆〔H4a〕1 岩棚にとまる〈増谷〉
 1993.7.11 木岐〔G3d〕5m 1幼鳥 小学校体育館の雨どいにとまる〈増谷〉
 1993.7.24 志和岐〔E5b〕1♂若鳥 漁港船着き場のポールにとまる〈増谷〉
 1993.8.8 阿部漁港〔D8b〕1♂若鳥 テトラポットにとまる〈増谷〉
 1993.9.12 山座(木岐)〔I3c〕1♂ 山ぎわから海岸にしみ出る真水を飲む〈増谷〉
 1993.9.12 山座〔I2a〜I3c〕1♂・1♂若鳥 ♂はさえずりながら若鳥に近づいて威嚇する〈増谷〉
 1993.9.25 鹿の首岬(阿部)〔E8b〕40m 1♀ 崖の上にとまる〈増谷〉
 1993.11.6 大井(阿部)〔E6a〕1♀・1♂ 海岸の岩場に〈増谷〉
 1993.12.25 明神山〔B8b〕390m 1♂ 無線中継所のフェンスにとまる〈増谷〉
 1994.1.2 潮吹岩〔E6b〕1♀・1♂ 岩礁に〈増谷〉
 1994.1.5 志和岐〔E6d〕1♂ 漁港北突堤外側のテトラポットに座り込む〈曽良〉
 1994.1.5 志和岐〔F6c〕1♀ 岩の海岸又はテトラポットに〈曽良、増谷〉
 1994.1.5 志和岐〔F6c〕1♂ 海上の岩礁に〈曽良、増谷〉
61.トラツグミ Turdus dauma
 1993.4.24 明神山〔C8a〕300m 1 山林でさえずり声〈東條〉
62.クロツグミ Turdus cardis △
 1993.5.23 伊座利〔A11d〕250m 1♀ ウバメガシなどの林〈増谷〉
 1993.5.23 伊座利〔B11c〕200m 1 常緑広葉樹主体の林でさえずる〈増谷〉
63.シロハラ Turdus paIIidus
 1993.3.14 南白浜(木岐)〔H2a〕1♂ 木立ちの地表をくちばしでかき回す〈増谷〉
 1993.3.20 由宇(東由岐)〔G5c〕1 湿田のあぜに〈増谷〉
 1993.3.20 鹿の首(阿部)〔E8a〕10m 1 ウバメガシ林の地表をかき回す〈増谷〉
 1993.12.30 由宇(東由岐)〔G5c〕2 山ぎわの湿地沿いの茂みに〈増谷〉
64.ツグミ Turdus naumanni
 1993.3.14 田井〔F3a〕5m 1 水路沿いの草地や木の枝に〈増谷〉
 1993.12.30 由宇(東由岐)〔G5c〕2 山ぎわの湿地沿いの林縁(えん)に〈増谷〉
(ウグイス亜科 SYLVIINAE)
65.ヤブサメ Cettia squameiceps ◎
 1993.3.13 小伊座利〔C10c〕120m 1 山林でさえずり声〈東條、森、八巻〉
 1993.7.9 伊座利〔B11c〕150m 1 谷沿いの常緑広葉樹の多い林 警戒音を発しながら近づいて来る〈増谷〉
66.ウグイス Cettia diphone ◎
 1993.4.18 南白浜(木岐)〔H2a〕40m 1 シダヤブの多い山林でさえずり〈増谷〉
 1993.4.18 山座(木岐)〔I2a〕1‘立入禁止 山下不動産’の看板のある原野状草地でさえずり声〈増谷〉
 1993.7.18 明神山〔B8b〕390m 2+幼鳥・1さえずり 低木林のヤブ
67.エゾセンニュウ Locustella fasciolata
 1993.6.6 鹿の首(阿部)〔E8c〕1 トベラなどの低木林でさえずる〈増谷〉
68.メボソムシクイ Phylloscopus borealis
 5月16日の記録は、P. borealis xanthodryas のさえずり声、5月23日と6月6日の記録は、別亜種コメボソムシクイ P. borealis borealis のさえずり声であった。
 1993.5.16 阿部〔C7c〕340m 1 山林でさえずり声〈増谷〉
 1993.5.16 阿部〔C8b〕60m 1 ウバメガシの多い林でさえずり声〈増谷〉
 1993.5.23 伊座利〔A11d〕250m 1 ウバメガシ、ヒサカキなどの林で囀(さえず)り〈増谷〉
 1993.6.6 鹿の首(阿部)〔E8c〕5m 1 常緑広葉樹林でさえずり〈増谷〉
 1993.9.25 鹿の首岬〔E8b〕42m 2 ウバメガシ樹冠でアオバハゴロモを捕食
(ヒタキ亜科 MUSCICAPINAE)
69.オオルリ Cyanoptila cyanomelana
 1993.4.24 小伊座利〔C10c〕120m 1♂ アカメガシワ枝でさえずる〈東條〉
 エナガ科 AEGITHALIDAE
70.エナガ Aegithalos caudatus ◎
 1993.3.14 南白浜(木岐)〔H2a〕20m 2 ウバメガシなどの常緑広葉樹林〈増谷〉
 1993.3.20 鹿の首(阿部)〔E8b〕20m 2 ウバメガシ林〈増谷〉
 1993.12.25 明神山〔C8a〕230m 8+ 広葉樹とアカマツの二次林〈増谷〉
シジュウカラ科 PARIDAE
71.ヤマガラ Parus varius ◎
 1993.3.20 鹿の首(阿部)〔E8b〕20m 2 ウバメガシ林〈増谷〉
 1993.4.18 南白浜(木岐)〔H2a〕1 王子神社社叢(タブノキ、クスノキなど)でさえずる〈増谷〉
72.シジュウカラ Parus major ◎
 1993.2.27 阿部〔C7d〕280m 1♀・1♂ ヤブツバキの多い常緑広葉樹林。♂は警戒してしきりに鳴き回る〈増谷〉
 1993.3.6 阿部〔C7c〕250m 6 ウバメガシ主体の林 うち1羽さえずる〈増谷〉
 1993.5.16 阿部〔C8b〕70m 1♀・1♂ ウバメガシの多い林 ♀は大きな蛾を捕食する〈増谷〉
 1993.6.2 由宇(東由岐)〔G5d〕10m 1 山林に〈増谷〉
メジロ科 ZOSTEROPIDAE
73.メジロ Zosterops japonica ◎
 1993.6.6 鹿の首(阿部)〔E8c〕5m 1 ウバメガシなどの林〈増谷〉
 1993.12.25 伊座利〔C10a〕50m 30+ 海崖のウバメガシなどの林〈増谷〉
ホオジロ科 EMBERIZIDAE
74.ホオジロ Emberiza cioides ◎
 1993.3.14 田井〔F3a〕5m 8 農耕地の畔の草地〈増谷〉
 1993.4.10 大井(阿部)〔D6b〕1 海岸の林縁(えん)部〈増谷〉
 1993.4.18 南白浜(木岐)〔H2b〕60m 2 谷沿いの棚田の休耕田〈増谷〉
 1993.6.6 鹿の首(阿部)〔E8c〕1♂ 海岸のクロマツ枝先でさえずる〈増谷〉
 1993.7.18 明神山〔B9d〕400m 12+幼鳥が多い 低木林〜林縁(えん)部〈増谷〉
75.カシラダカ Emberiza rustica
 1993.3.14 田井〔F3a〕5m 6 水路沿いの草地や木の枝〈増谷〉
76.ミヤマホオジロ Emberiza eleGans
 1993.11.28 南白浜(木岐)〔H2b〕1♂ 林縁(えん)部の茂み〈増谷〉
77.アオジ Emberiza spodocephala
 1993.2.27 明神山〔B9d〕400m 2+ 林縁部〈増谷〉
 1993.4.10 大井(阿部)〔D6b〕1 海岸の林縁部〈増谷〉
 1993.4.18 小川溜(田井)〔F3d〕2 岸辺の木立ちで 1羽さえずる〈増谷〉
 1993.4.18 山座(木岐)〔I2a〕3+‘立入禁止 山下不動産’看板のある原野状草地〈増谷〉
 1993.12.30 由宇(東由岐)〔G5c〕1♀ 山ぎわの湿地沿いのヤブ〈増谷〉
78.クロジ Emberiza variabilis
 1993.3.6 阿部〔C7d〕270m 1 常緑広葉樹林で蛾を追って樹間を飛ぶ〈増谷〉
 1993.4.18 南白浜〔H2a〕2+ 王子神社社叢(タブノキ、クスノキなど)〈増谷〉
 アトリ科 FRINGILLIDAE
79.アトリ Fringilla montifringilla
 1993.3.14 田井〔F3a〕5m 4 水路沿いの草地や木の枝〈増谷〉
80.カワラヒワ Carduelis cinica ◎
 1993.3.13 田井〔F3a〕2〜5m 30± 田の畔〈東條、森、八巻〉
81.マヒワ Carduelis spinus
 1993.2.27 明神山〔B8b〕390m 5 鳴きながら飛ぶ〈増谷〉
 1993.4.24 阿部〔D8c〕30m 30+ サクラ、エノキにとまる〈東條〉
82.ウソ Pyrrhula Pyrrhula
 1993.3.27 伊座利〔B11d〕100m 4 花の咲いたキブシの枝にとまる〈増谷〉
 1993.4.3 伊座利〔B11d〕100m 5 サクラのつぼみをついばむ〈増谷〉
83.イカル Eophona personata
 1993.3.6 阿部〔C7b〕100m 1 鳴きながら山林の上を飛ぶ〈増谷〉
 1993.3.14 南白浜(木岐)〔H2a〕50m 1 山林からさえずり声〈増谷〉
 1993.4.24 大井(阿部)〔C6b〕160m 32 山林に〈東條〉
 ハタオリドリ科 PLOCEIDAE
84.スズメ Passer montanus ◎
 1993.3.13 伊座利〔C10a〕10m 2 集落に〈東條、森、八巻〉
 1993.3.14 田井〔F3b〕5m 6+ 人家の屋根〈増谷〉
 1993.6.6 鹿の首(阿部)〔E8c〕5m 1 ウバメガシにとまる〈増谷〉
 1993.6.12 西(港町)〔F4b〕2巣・3+ヒナ 西由岐漁業協同組合建物のコシアカツバメの巣に営巣〈増谷〉
 1993.7.11 南白浜(木岐)〔H2a〕5+ 湿田地帯と集落で〈増谷〉
 1993.8.8 阿部〔D8c〕20m 100± 棚田の上の電線にとまる〈増谷〉
 1993.9.19 由宇(東由岐)〔G5c〕30± 湿田の畔などの草地、草ヤブ〈増谷〉
 ムクドリ科 STURNIDAE
85.ムクドリ Sturnus cineraceus ◎
 1993.3.14 田井〔E4d〕10m 6 畑地に〈増谷〉
 1993.3.14 田井〔F3b〕5m 4 人家の屋根の上で争う〈増谷〉
 1993.3.20 由宇(東由岐)〔G5c〕2 湿地状の休耕田〈増谷〉
 1994.1.5 西(西由岐)〔F4d〕4 街の電線にとまる〈曽良、増谷〉
 カラス科 CORVIDAE
86.カケス Garrulus glandarius
 1993.2.27 阿部〔C8b〕100m 1 ウバメガシ主体の林〈増谷〉
 1993.3.6 阿部〔C7d〕270m 3 ウバメガシ、ヤブツバキ、ヒサカキなど常緑広葉樹の多い林〈増谷〉
 1993.10.10 伊座利〔A11c〕350m 1 常緑広葉樹の多い林〈増谷〉
87.ハシボソガラス Corvus corone ◎
 1993.9.12 山座(木岐)〔I3c〕2 岩の海岸〈増谷〉
 1993.9.25 鹿の首岬(阿部)〔E8b〕1〈増谷〉
88.ハシブトガラス Corvus macrorhynchos ◎
 1993.4.18 田井〔F3d→G3c〕26+ 山林から飛んで来る〈増谷〉
 参考文献
1)日本野鳥の会徳島県支部目録部 1988 徳島県鳥類目録 日本野鳥の会徳島県支部
2)増谷正幸 1986 石井町の鳥類 総合学術調査報告「石井町」 郷土研究発表会紀要 第32号 p57〜79所収 阿波学会・徳島県立図書館
3)増谷正幸 1988 板野町の鳥類 総合学術調査報告「板野町」 郷土研究発表会紀要 第34号 p61〜82所収 阿波学会・徳島県立図書館
4)増谷正幸 1990 土成町の鳥類 総合学術調査報告「土成町」 郷土研究発表会紀要 第36号 p61〜81所収 阿波学会・徳島県立図書館
5)増谷正幸 1992 半田町の鳥類 総合学術調査報告「半田町」 郷土研究発表会紀要 第38号 p53〜80所収 阿波学会・徳島県立図書館


徳島県立図書館