1.地形・地質・気候の概観 羽ノ浦町は那賀川下流北岸にあって、東を那賀川町、北および西を小松島市、南を阿南市に接している面積8.9平方キロメートルの西に狭く、東に広い三角形状の地域である。 小松島市に隣接する町の北西部は、海抜100m〜125mのなだらかな起伏のある丘陵帯で、これが東方向に町の中央部まで張り出していて羽ノ浦山と呼ばれている。 地質は、秩父帯羽ノ浦層(Hanoura
Shale)と呼ばれ、泥岩、砂質泥岩、砂岩、礫岩およびそれらの互層から形成されている。 平地は、那賀川の働きによって作られた沖積層や堆積層からなり、耕作地や宅地となっている。 気候は表1の日野谷、富岡の観測結果から推測できるように温暖で、年平均気温15℃〜16℃、平均降水量1500mm〜2000mmである。
これは、徳島県の気候区分では、暖かい気温で平均的な降水量の地域に属している。
2.植物相の概観 本地域の人々の生活の根拠地である市街地や農耕地は、県下第二位の大きい川である那賀川が長期間に土砂を堆積させた結果でき上がったものである。 人々が最初この土地に住みついたのは、能呂寺山、観音山をはじめ羽ノ浦山などの丘陵地の麓であったことが、そこに残る古墳群などからも推測される。 海岸線が現在よりもはるかに内陸部に上がっていたと考えられる縄紋時代には、那賀川町をはじめ現在の平地のかなりの部分が遠浅の海であったと推測される。 その後、時代が移るにつれて、海岸線の後退と土砂の堆積によって平地が出現したものの、河川は増水するごとに流れを変え、そのたびに冠水するような沼地や湿地帯が広がっていたものと思われる。 したがって、人々がこの地域に住みついた頃の本地域の植物を中心とする自然を推測すると、この一帯に多くあったであろう沼地や湿地帯の多くは、ヨシ・マコモ・オギなどの水辺の植物群落が発達していたであろう。また、増水時にも冠水しない周辺部には、アカメヤナギ・ジヤヤナギ・ハンノキなどが生育して数々の水棲植物や水鳥が生息していたと考えられる。 また丘陵地には、タブノキ・ホルトノキ・クスノキ・シイなどの暖温帯常緑照葉樹林がうっそうと繁り、けものや小鳥に生活の場を提供していたものと思われる。 人々が稲を作るようになり、定住生活をするようになると、湿地は次第に水田に姿を変え、丘陵地の照葉樹林も次第に切り払われ、現在の状態に変化していったものである。 羽ノ浦町の植物相を概観すると、丘陵地、耕作地や住宅地、湿地、堤防や河畔などによって植物群落の特徴を認めることができる。
本町の西端覗石から東へ、古毛、山分を経て、妙見神社まで、海抜100m〜125mほどのなだらかな丘陵帯となっていて、その延長線上に少し離れて能路寺山(25.8m)観音山(29m)が築山のような姿を見せている。この丘陵地の多くは、古くから人手が加えられたために自然植生は破壊されて見るかげもない。殊に山頂付近は一部に、ヤマモモ・ツブラジイ・ホルトノキなどの二次林が見られるものの多くがアカマツの疎林で占められ、しかもそのほとんどが、マツクイムシのために枯死した木が林立して痛々しい姿をさらしている。 中腹の斜面は、耕作地としてミカンなどが栽培されている所や、モウソウチクが各所に植えられているが、管理が行き届かない所もあり、自然状態になっている所も少なくない。 また、マツクイムシの被害を受けにくいアメリカ原産のテーダーマツも植林されていて被害の目だつアカマツ林とは対称的で特徴のある樹林を作っている。 このように丘陵地のほとんどが人手の加わった二次林に置き換えられてしまっていて、自然林は山すその社叢にわずかに残されているにすぎない。
3. 樹林や群落から見た本町の植物 (1)古い植生を残す自然林 羽ノ浦山、観音山、能路寺山など、いずれも伐採を繰り返してきたため、ほどんどが貧弱な二次林になってしまったが、それでも昔の名残りをとどめている自然林やそれに近い樹林が残されていて、本町にとって貴重な財産である。それは、秋葉神社、明現神社、天神社等の社叢でいわゆる鎮守の森とよばれるところである。 これらの森の多くは、ホルトノキ・ヤマモモ・タブノキ・クスノキ・シイなどが樹冠を形成し、林内に、ヤブツバキ・カゴノキ・ヤブニッケイ・カクレミノなどが生育する暖温帯常緑照葉樹林である。これらは、人手が加わる以前のこの地域の植生を表していると考えられる。また、これらの林床には、暖地性のユリ科のノシランやラン科のシュンラン・コクラン・マヤランなども生育し、殊にマヤランは県下でも数少ない生育地として特筆すべきである。 以下は本町に見られる自然林について紹介する。 1
羽ノ浦神社・挙正寺の樹林 羽ノ浦町の北部、那賀川町との境界付近にあり、羽ノ浦神社と挙正寺が隣接している。 羽ノ浦神社の石段を登ると左側にクロガネモチの巨樹が枝を広げていて、拝殿の周囲には次のような植物が生育している。
高木層 ホルトノキ(優占、胸高周囲334cm)・クロガネモチ(2.80m)・ヤマモモ・クロマツ(2.80m)・モチノキ・クスノキ 亜高木・低木層 ホルトノキ・ミミズバイ・モチノキ・ヤブツバキ・カクレミノ・マンリョウ・ウバメガシ 草本層 ライカカズラ・コハシゴシダ・フユヅタミツデウラボシ・ヤマノイモ・ヤブランササクサ・スミレ・タチツボスミレ・コシダ 羽ノ浦神社の東隣に挙正寺がある。ここは立江寺の奥の院で横穴式古墳の石室内に入輪観音が安置されている。 この寺の庭の前斜面にバクチノキ(1.14m)が生育している。これは、成木になるにつれて、樹皮がはがれ落ちるのを、賭博に負けて、身ぐるみはがされることに見たてて名付けられたもので、その褐色の特徴ある樹皮を見せている。ここにも高さ約15mのクロガネモチ(2.82m)が半径約10mにわたって枝を広げている。また、この林床には、暖地海岸に自生するノシランなどが生育していて珍しい。 低木層・草本層は次のようである。 低木層 ヤツデ・イヌビワ・ネズミモチ・ムクノキ 草本層 ヤマノイモ・ススキ・ベニシダ・クサギツユクサ・オオイタチシダ・ミツバ・ノシラン・バクチノキ・ホシダ・オニヤブソラツ 2
明現神社社叢 岩脇の取星寺と、明現神社への参道、および明現神社の社叢は、本町で最も自然林が残されている所である。 また、自然林だけでなく、取星寺の庭には高さ約5m、太いものでは1本が周囲2.03mもある幹をはじめ、大小6本もの樹幹を広げたソテツが栽植されていて、参拝者の目をひいている。 A 参道の樹林 参道の周辺には、次のような樹林が残されている。 高木層 ホルトノキ(優占、3.11m、1.55m) クロガネモチ(0.82m)ツブラジイ(197cm) 亜高木層 アラカシ・ヤブツバキ・ヤブニッケイ・ホルトノキ 低木層 ヤブツバキ・ハゼノキ・イヌビワ・ツブラジイ 草本層 ライカカズラ・ホシダ・シャガ・ムクノキ・チヂミザサ・ミゾシダ・ヤマノイモフウトウカズラ・ツワブキ・ネザサ・マヤラン その他、明現神社の参道近くに樹幹に空洞のあるクロガネモチ(2.47m)があり、この空洞にお金を投げ入れるとお金持ちになれるということから「金もちの木」と呼んでいるものや、マルバチシヤノキ(栽植)なども見られる。
B 拝殿周辺の樹林 取星寺の横にある明現神社の石段を登ると拝殿横を通って社叢に入ることができる。ここには次のような豊かな自然林が残っている。 高木層 ツブラジイ(優占、2.16m・1.59m)・ヤマモモ(1.74m)スギ・クロガネモチ・ヒノキ(栽)・ホルトノキ 亜高木層 アラカシ・ヤブツバキ・ヒメユズリハ・ホルトノキ 低木層 ヤブムラサキ・ヤブツバキ・イスノキ・クチナシ・アラカシ・マルバウツギ・ヤブニッケイ・ソヨゴ・イヌビワメダケタブノキ・カクレミノ 草本層 リュウキュウヤブラン・シュンラン・ナガバジヤノヒゲ・ビナンカズラ・ホソバカナワラビ・ベニシダ・ササクサ・テイカカズラ・イヌビワ・ヒトツバ・タガネソウ・ホドイモ・ツワブキ・イタビカズラ・コウヤボウキ 3
天神社の社叢 岩脇の天神社に小規模ながら自然林が残っている。この境内には町指定(昭和57年8月2日)の天然記念物であるイロハカエデ(胸高周1.93m)県内第10位がある。 社叢はホルトノキが優占し、クロガネモチやクスノキが樹冠を形成する次のような樹林である。 高木層 ホルトノキ(優占、2.06m・1.69m・1.07m・1.09m)・クロガネモチ(1.11m・1.18m)・クスノキ 亜高木層 ヒメユズリハ(0.63m)・ナガバシャシャンボ(0.65m)・アラカシ(0.88m)・ハゼノキ・ホルトノキ 低木層 ホルトノキ・ネズミモチ・ヤブツバキ・イヌビワ・ヒメユズリハ・クチナシ・ヒサカキ・ミミズバイ・タイミンタチバナ・アラカシ・ナガバシャシャンボ 草本層 チヂミザサ・ヒメイタビ・マンリョウ・マメヅタ・テイカガズラ・ヤブラン 4
古毛丘陵山地樹林 古毛丘陵地の山頂部には次のような自然林が残っている。 高木層 ヤマザクラ・クロガネモチ・ヤマモモ・フジ 亜高木層 ヤマモモ・ヤブニッケイ・ヤブツバキ・ハゼノキ・クヌギ 低木層 ネズミモチ・ヒサカキ・シロダモ・ミミズバイ・カクレミノ・アリドウシ・ネジキ・オンツツジ・ナツヅタ・ソヨゴ・ヤブツバキ 草本層 テイカカズラ・ネズミモチ・ヤブニッケイ・ヤブコウジ・コクラン・ナツヅタ・イタビカズラ・サルトリイバラ・ナワシログミ・ジャノヒゲ・シュンラン (2)天然更新のアカマツ林 自然界での植物群落は、時間の経過とともに、一定の方向性をもって変化している。
これを植物群落の遷移とよんでいる。例えば、森林が人の手によって皆伐されると、そこには、明るい土地を好むススキ・ワラビ・アカマツなどの陽樹が生える。アカマツが成長すると、その下は日当たりが悪くなり、やがて陽樹は芽生えても生育できなくなる。それに代って日陰でも生育できるシイ・ホルトノキ・カシなどの陰樹が芽生え生育する。それらは長い時間かかって成長し、アカマツが枯れると高木層を総て占有し極相として安定した樹林を作る。 上水道貯水地付近から古毛に至るアカマツ林はマツクイムシのためにほとんどが枯死しているが、その枯木の下に次代をになうべく、亜高木や低木が生育して群落遷移の様子を見ることができる。 1
貯水地付近の植物 貯水地の横に通じている尾根道は、礫岩・砂岩の露頭が各所に見られ、オオフタバムグラ・チガヤ・ヒルガオ・ススキ・ネザサ・オオアレチノギク・コセンダングサ・コシダなどの草本層やカクレミノ・ツクシハギ・クサギ・コナラ・ヒムロ・ネジキ・ヤマザクラなどの低木が叢生している。 尾根道から下に広がる斜面の樹林では、アカマツが枯死したため亜高木が上層を形成し天然更新が行なわれている次のような樹林となっている。 亜高木層 アカマツ・ハゼノキ・コナラ・モウソウチク・リョウブ・カキ・クロバイ・ソヨゴ・クリ 低木層 ヤマモモ・コツクバネウツギ・ヒサカキ・モチツツジ・シロダモ・ネジキ・カクレミノ・クリ・ヌルデ・イヌビワ・タブノキ・コバノクサネム・コナギ・イヌビエ・ケイヌビエ・イヌコウジュ・イボクサ・スギナ・サワヒヨドリ 2
挺水性植物 マコモ・ヨシ・オモダカ・ヒメガマ 3 浮葉植物 ヒルムシロ・ヒメウキクサ 4
沈水植物 クロモ・フサモ・ウリカワ・エビモ (3)那賀川筋の植物 ここは人の手によって築かれた堤防と、川原や川岸の環境に適応した植物が生育している。 堤防上の植物の多くは春に芽を出し、草丈を伸ばして繁栄し、秋には堤防管理のためにすべて地上部を刈り取られるというサイクルで生存している植物である。 ススキ・イタドリ・チガヤ・ヨモギなど比較的背の高い植物や、オニシバ・ツルボ・ジャノヒゲ・ナンテンハギなど背の低い植物が多く生育している。 特に秋季には、ススキの穂が風にそよぎ、ツルボ・ナンテンハギ・メイゲツソウなどの可憐な花が草むらの中で楚々と咲いている風情は、素朴な自然の美しさを愛でる者にとってはすばらしいものであろう。 堤防とその付近に生育している植物を掲げると次のようである。 1
堤防や向陽地の植物 チガヤ・ナンテンハギ・ノイバラ・アキノエノコログサ・ススキ・イタドリ・ヨモギ・オニシバ・ツルボ・クズ・ヤマズソウ・イヌドクサ・コマツナギ・ヨメナ・スギナ・ヒガンバナ・オヒシバ・オトコヨモギ・シバハギ・カモノハシ・リンドウ・コオニユリ・オトギリソウ 2
河岸や川原の植物 ハマスゲ・カワラマツバ・カワラナデシコ・メドハギ・アキグミ・カワラハハコ・ガマズミ・ヤブニッケイ 草本層 ススキ・ナツヅタ・ネガサ・ヘクソカズラ
(4)湿地・沼地の植物 本町では、かつて那賀川の一部であったものが開発されて耕地化した後も、部分的に取り残されて沼地となっている所や、耕作を放棄した水田が湿地状になった所があり、そこには次のような植物が生育している。 1
水辺の植物 アカメヤナギ・ジャヤナギ・オギ・ジュズダマ・チゴザサ・タカサブロウ・ゴキズル・アキノウ・ナギツカミ・クサヨシ・ヌカキビ・ミゾソバ・タウコギ・ギシギシ・シロバナサクラタデ・セリ
4.本町の特異な植物 (1)バクチノキ Prunus
Zippeliana Mig.
本州(関東以西)・四国・九州・琉球・台湾などの暖地に生える常緑高木で「びらんじゅ」ともよばれる。樹皮が脱落してあとの幹の肌が黄褐色となる。町内の挙正寺には周囲1.14mのものがあり、分布的に珍しい。 (2)マルバチシャノキ Ehretia
Dicksonii Hancevar. japonica
Nakai 暖地に生える落葉高木で、秋に黄色い実が熟する。明現神社の境に植えられているが、本県では海部郡などの県南に自生が見られる珍しいものである。 (3)ホルトノキ Elaeocarpus
Sylvestris Poir. Var. ellipticus
Hara 本州(千葉県以西)・四国・九州に生育する常緑高木である暖温帯常緑照葉樹林の樹冠を形成する高木の一つで、県下の臨海暖地の神社林に多く見られる。本町の羽ノ浦神社、明現神社などの高木層はこれが優占種となっている。 明現神社には、周囲3.34m県下第6位のものと、周囲3.11mなどの巨樹がみられる。 (4)ウバメガシ Quercus
phillyraeoides A.
Gray 海岸や山地の崖など他の植物が生活し難い貧栄養の厳しい環境にも耐えて生育する暖地性の常緑樹である。本町の明現神社から、更に参道を登って山頂の祠のある付近一帯に群生する。 (5)マヤラン Cymbidium
nipponicum
Makino 兵庫県の摩耶山で最初に発見されたため、この名がついた無葉蘭である。徳島市、海南町、上那賀町などで確認されているが、本町にもこれが生育し、極めて珍しい。 (6)ノシラン 暖地の海岸林内に生える多年草で、時に観賞用として人家にも栽培される。7〜8月頃白い花を総状につける。町内の挙正寺に自生するが珍しく、県南の海岸に生育するが少ない。 (7)フウトウカズラ Piper
Kadzura Qhwi 暖地の海岸林内に生えるコショウ科の常緑木本性つる草で、本県の県南から徳島市・鳴門市に至るまで生育している。町内の明現神社等にはその群生が見られる。 (8)カモノハシ Ischaemum
aristatumL. Var. glaucum
Koyama 主に、海に近い草地に見られるイネ科の多年草で、花穂がカモの口ばしのような形をしているのでこの名がある。本町の秋葉神社や大日神社前の草むらに見られる。 (9)ノダケ Peucedanum
decursivum
Maxim. セリ科の大形多年生草本で高さ1m以上にもなる。秋に黒っぽい紫色の細かい多数の花を咲かせる。阿南市や山城町などにまれに見られるが、その分布は少ない。 (10)カギカズラ Uncaria
rhynchophylla Mig.
暖地の山に生える木本性のつる植物で、対生する葉の上に小枝の変化した曲がったカギがある。阿南市をはじめ県南の山地に見られるが珍しい。 (11)巨樹老木 1
イロハカエデ Acer palmatum
Thumb. 岩脇天神社社殿前にある。周囲1.83m県内第10位の巨樹で町指定天然記念物なっている。 2 クロガネモチ Ilex
rotunda
Jhunb. 本州関東以西、四国、九州から琉球・台湾・インドシナに分布する常緑高木町内の社叢などの高木層に樹冠を拡げている、羽ノ浦神社には、周囲2.68mの県下第4位のものと、2.8mの巨木がある。 3
ヤマモモ Myrica rubra Sieb. et Zucc.
本州中部以南の温暖な地方に生育する常緑高木で、本県では「県の木」に指定されている。本町でも自然林の林内に多く生育している。羽ノ浦神社には周囲2.43mのものがある。(県下第3位) 4
ソテツ Cycas revoluta
Thunb. 取星寺の境内に植えられているもので、大小6本の大株からなり、高さ約5.00m周囲約2.03mの大きいものである。 5.本町の帰化植物 外来の植物が自然状態で生育しているとき、これを帰化植物とよぶ。羽ノ浦町は都会地ほどではないがこの帰化植物がかなり見られる。 かつては、文化交流の象徴であったこれらの植物も、現在では自然破壊のバロメーターとよばれるようになり、これが増加することは自然環境が壊されていることであり、好ましくない場合が多い。
町内では、セイタカアワダチソウやメリケンカルカヤなど多く確認されているが、そのすべては目録の項に掲げたので、ここでは省略する。 (帰化植物目録参照)
羽ノ浦町植物目録 植物班 阿部近一・赤澤時之・木村晴夫・木内和美・木下覚・篠原正義
シダ植物門 トクサ科−スギナ、イヌドクサ ハナヤスリ科−コハナヤスリ ゼンマイ科−ゼンマイ カニクサ科−カニクサ ウラジロ科−コシダ、ウラジロ コバノイシカグマ科−イシカグマ、フモトシダ ホングウシダ科−ホラシノブ イノモトソウ科−ワラビ、イノモトソウ、オオバノイノモトソウ、アマクサシダ ホウライシダ科−タチシノブ シノブ科−シノブ オシダ科−オニヤブソテツ、ホシダ、イヌホシダ、オオイタチシダ、ベニシダ、ハシゴシダ、ミゾシダ、ヤマイタチシダ、ヒメワラビ シシガシラ科−シシガシラ チャセンシダ科−トラノオシダ ウラボシ科−ミツデウラボシ、マメヅタ、ノキシノブ、ヒトツバ 種子植物門 裸子植物亜門 ソテツ科−ソテツ イチョウ科−イチョウ マキ科−イヌマキ、ナギ マツ科−アカマツ、クロマツ、テーダーマツ スギ科−スギ ヒノキ科−ヒノキ イブキ科−ネズ 被子植物亜門 双子葉植物網 ドクダミ科−ドクダミ コショウ科−フウトウカズラ センリョウ科−センリョウ ヤナギ科−アカメヤナギ、シバヤナギ、ジャヤナギ ヤマモモ科−ヤマモモ カバノキ科−ハンノキ ブナ科−ツブラジイ、スタジイ、アラカシ、ウバメガシ、コナラ、クヌギ ニレ科−ムクノキ、エノキ、アキニレ、ケヤキ クワ科−イヌビワ、イタビカズラ、ヒメイタビ、カナムグラ、クワ イラクサ科−カラムシ、メヤブソテツ、コアカソ タデ科−オオケタデ、イヌタデ、ヤナギタデ、シロバナサクラタデ、オオイヌタデ、アキノウナギツカミ、ママコノシリヌグイ、ミゾソバ、イタドリ、ギシギシ、ミズヒキ、メイゲツソウ アカザ科−シロザ、アカザ、コアカザ、アリタソウ ヒユ科−ヒナタイノコヅチ、ヒカゲイノコヅチ、ツルノゲイトウ、アオゲイトウ、ホソアオゲイトウ、イヌビエ ザクロソウ科−ザクロソウ スベリヒユ科−スベリヒユ ナデシコ科−ウシハコべ キンポウゲ科−センニンソウ、シュウメイギク、キツネノボタン、ヤエキツネノボタン、ハンショウヅル アケビ科−アケビ、ミツバアケビ ナンテン科−ナンテン ツヅラフジ科−ツヅラフジ、アオツヅラフジ モクレン科−ビナンカズラ、ユリノキ、シキミ クスノキ科−カゴノキ、クスノキ、ヤブニッケイ、タブノキ、シロダモ アブラナ科−オオバタネツケバナ、イヌガラシ、タネツケバナ、ナズナ、スカシタゴボウ ユキノシタ科−マルバウツギ、アジサイ マンサク科−イスノキ バラ科−ビワ、カナメモチ、クサイチゴ、ナワシロイチゴ、カジイチゴ、テリハノイバラ、ヤマザクラ、バクチノキ、カマツカ、ヘビイチゴ、フユイチゴ、コデマリ(栽) マメ科−ネムノキ、クサネム、ホドイモ、シバハギ、コマツナギ、トキリマメ、ツルマメ、マルバヤハズソウ、ヤハズソウ、メドハギ、ヤブハギ、ハイメドハギ、ナツフジ、クズ、タンキリマメ、ナンテンハギ、フジ、ノササゲ、ネコハギ、ヤマフジ フウロソウ科−ゲンノショウコ カタバミ科−カタバミ、タチカタバミ、ムラサキカタバミ ミカン科−カラタチ ヒメハギ科−ヒメハギ センダン科−センダン トウダイグサ科−エノキグサ、オオニシキソウ、ニシキソウ、コニシキソウ、アカメガシワ、ヒメユズリハ、ハツユキソウ、ヤマアイ ウルシ科−ヌルデ、ハゼ、ヤマウルシ モチノキ科−イヌツゲ、モチノキ、ソヨゴ、クロガネモチ ニシキギ科−ツルウメモドキ、マサキ、マユミ ミツバウツギ科−ゴンズイ カエデ科−イロハカエデ ブドウ科−ノブドウ、ヤブガラシ、ナツヅタ、サンカクヅル、エビヅル ホルトノキ科−モガシ(ホルトノキ) ツバキ科−ヤブツバキ、サカキ、ヒサカキ、モッコク、チヤノキ オトギリソウ科−オトギリソウ スミレ科−スミレ、タチツボスミレ イイギリ科−クスドイゲ シュウカイドウ科−シュウカイドウ グミ科−ナワシログミ ミソハギ科−ミソハギ、ホソバヒメミソハギ アカバナ科−アメリカミズギンバイ(ヒレタゴボウ)、チョウジタデ、オオマツヨイグサ、アレチマツヨイグサ、コマツヨイグサ アリノトウグサ科−フサモ ウコギ科−タラノキ、カクレミノ、ヤツデ、キヅタ セリ科−ツボクサ、ミツバ、ノチドメ、チドメグサ、セリオヤブジラミ、ノダケ リョウブ科−リョウブ ツツジ科−ネジキ、モチツツジ ヤブコウジ科−マンリョウ、タイミンタチバナ、ヤブコウジ サクラソウ科−ヌマトラノオ、コナスビ カキノキ科−カキノキ ハイノキ科−ミミズバイ、クロバイ モクセイ科−ネズミモチ、ヒイラギ、キンモクセイ(栽)、イボタノキ キョウチクトウ科−テイカカズラ ガガイモ科−ガガイモ ヒルガオ科−ヒルガオ ハナシノブ科−ハナツメクサ(シバザクラ) ムラサキ科−マルバチシャノキ クマツヅラ科−クサギ、ヤブムラサキ シソ科−カキドオシ、マルバハッカ、ハッカ、イヌコウジュ、シソ、アオジソ、ウツボグサ、ヤマハッカ、アキノタムラソウ、コバノタツナミソウ、キランソウ、メハジキ ナス科−ヒヨドリジョウゴ キツネノマゴ科−キツネノマゴ オオバコ科−オオバコ、ヘラオオバコ アカネ科−アリドウシ、ヒメヨツバムグラ、クチナシ、ヘクソカズラ、ヨツバムグラ、ハクチョウゲ、カギカズラ、アカネ、ヤマムグラ スイカズラ科−スイカズラ ウリ科−ゴキヅル、セイヨウカボチャ(栽)、アマチャヅル、カラスウリ、キカラスウリ、スズメウリ、モミジカラスウリ キキョウ科−ツリガネニンジン、シラゲシヤジン、フタエギキョウ(栽)、ヒナギキョウ、ツルニンジン キク科−ヌマダイコン、ヨモギ、ニシヨモギ、ヒロハホウキギク、シマカンギク、ノコンギク、シラヤマギク、ホウキギク、センダングサ、ノアザミ、アメリカセンダングサ、コセンダングサ、ベニバナボロギク、アキノキリンソウ、ヒメジョオン、アレチノギク、オオアレチノギク、タカサブロウ、ヒヨドリバナ、サワヒヨドリ、ツワブキ、チチコグサモドキ、チチコグサ、ムラサキニガナ、トキンソウ、キツネアザミ、イワニガナ、ヨメナ、リュウゼツサイ、アキノノゲシ、ホソバアキノノゲシ、ヤマニガナ、コウヤボウキ、フキ、ツワブキ、ノボロギク、オニノゲシ、ハルノノゲシ、アイノゲシ、セイタカアワダチソウ、オオオナモミ、オニタビラコ、ヤマシソウ、コオニタビウコ、サジガンクビ ガマ科−ガマ、ヒメガマ ヒルムシロ科−エビモ、ヒルムシロ オモダカ科−アギナシ、ウリカワ、オモダカ トチカガミ科−クロモ、セキショウモ タケ科−ゴキダケ、ケネザサ、ネザサ、メダケ、マダケ、モウソウチク イネ科−カモジグサ、アオカモジグサ、スズメノテッポウ、コブナグサ、コヌカグサ、メリケンカルカヤ、スズメノチャヒキ、ジュズダマ、ギョウギシバ、メヒシバ、アキメヒシバ、イヌビエ、ケイヌビエ、カゼクサ、ニワホコリ、ナルコビエ、ウンヌケモドキ、アシボソ、アブラススキ、カモノハシ、チゴザサ、ササクサ、オギ、ススキ、ハチズョウススキ、ムラサキススキ、チヂミザサ、ヌカキビ、アメリカスズメノヒエ、タチスズメノヒエ、スズメノヒエ、チカラシバ、クサヨシ、ヨシ、キンエノコロ、エノコログサ、アキノエノコログサ、アブラススキ、セイバンモロコシ、ネズミノオ、メガルカヤ、オガルカヤ、マコモ、シバ、キシュウスズメノヒエ、イヌガヤ、ヌカボ、ヤマヌカボ、チガヤ、アゼガヤ カヤツリグサ科−カサスゲ、ナキリスゲ、タガネソウ、イヌクグ、コゴメガヤツリ、ヒメクグ、ヒデリコ、アゼガヤツリ、ハマスゲ、タマガヤツリ サトイモ科−サトイモ、ウラシマソウ ツユクサ科−ツユクサ、ケツユクサ、イボクサ ミズアオイ科−コナギ イグサ科−イ、クサイ ユリ科−オニユリ、コオニユリ、タカサゴユリ、ホウチャクソウ、ウバユリ ヤブラン科−ヒメヤブラン、ヤブラン、リョウキュウヤブラン、ナガバシャノヒゲ、ジャノヒゲ サルトリイバラ科−サルトリイバラ ヤマノイモ科−ニガガシュウ、タチドコロ、ヒメドコロ、オニドコロ、ヤマノイモ アヤメ科−ヒメヒオウギズイセン、シヤガ ショウガ科−ハナミョウガ ラン科−シュンラン、コクラン、マヤラン
羽ノ浦町帰化植物目録 ヒロハホウキギク、ホウキギク、センダングサ、アメリカセンダングサ、コセンダングサ、ベニバナボロギク、ヒメジョオン、アレチノギク、オオアレチノギク、リュウゼツサイ、チチコグサモドキ、ノボロギク、ダンドボロギク、アイノゲシ、オニノゲシ、セイタカアワダチソウ、オオオナモミ、カザリカボチャ(セキヨウカボチャ)、ヘラオオバコ、マルバハツカ、ホソバヒメミソハギ、オオマツヨイグサ、アレチマツヨイグサ、ヨコツヨイグサ、アメリカミズキンバイ、ムラサキカタバミ、シュウカイドウ、オオニシキソウ、ニシキソウ、コニシキソウ、シュウメイギク、オオケタデ、ツルノゲイトウ、アオゲイトウ、ホソアオゲイトウ、アカザ、シロザ、ヒメヒオウギズイセン、タカサゴユリ、シュロガヤツリ、アメリカスズメノヒエ、タチスズメノヒエ、メリケンカルカヤ、スズメノチヤヒキ、ジュズダマ、セイバンモロコシ、ウイキョウ、キシュウスズメノヒエ、シナダレスズメガヤ
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