阿波学会研究紀要


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郷土研究発表会紀要第17号
吉野川中流麻植開拓パイロット地区の植生

博物同好会 阿部近一・加藤芳一・木内和美・木村晴夫・伊延敏行

1.置き代えられた自然の植生
 麻植地区は吉野川に面した肥沃な地で、古く忌部の里として開拓せられたため、現在では低地のほとんどが宅地や耕地に代り、山地でもその植生は二次的アカマツ林や広葉樹林と化して、自然域は全くといってよい程見ることはない。
 この地域は西南日本を代表する一地点として、もともとその大部分はシイ、カシ類の優占する地城で、山の高い高越山などに一部ブナ林の成立を見るに過ぎない。それが今日のようにアカマツがその分布域を広め、山麓から山のてっぺんに至るまでその樹林でおおい、また到る所の山麓にコナラやクヌギ林の成立を見るに至った裏には、数多くの伐採また伐採がくり返され、如何にその資源が巾広く利用せられて来たかを物語るに十分なものがある。
 このようにわれわれ祖先の汗と努力によって開拓しそしてつくり代えられた現植生を検討するとともに、その昔に遡って原植生(人為の及ばない植生)の跡を追求することは、今後も永久にとどまることのない自然史の一こまとして意義あることであり、さらに今日新らしく造成せられつつある開拓事業と関連して、その生産活動にも何かと役立つものがあるかも知れぬ。

2.暖地植物の植生と柑橘栽培
 (1)暖地植物と標高350mの限界線
 高越山が北に延びて吉野川に迫る種穂山は、古来東西の気象に一つの変化をもたらす山界とせられているが、丁度それを裏書きするかのようにその東側の山麓船戸では、暖地を代表するバクチノキが群生し、その南寄り奥原の山腹にはヤマモモが多数自生する。
 さらに川田川を逆上って別枝山の宗田では、かって見事なシイ林を調査したことがあり、川島町の上桜城趾ではウバメガシ、山神神社ではカゴノキやヤマモモなどの散生を見る。また鴨島町樋山地にはシイ・カシ・タブなどの見事な暖帯林の社叢(標高350m)があり、上浦の行者山ではソヨゴやヒサカキなどに多数のヒノキバヤドリギが寄生する。
 こうしたことから暖地植物の分布域を推察すると、潜在的には大体標高(350m〜400m)の等高線がこの地域での分布線と考えられる。これは純暖地植物の分布域で、もちろんそれより上部にも暖帯樹の生育を見るが、それは特殊な樹種であったり、またそこにはイヌシデ、ウリハダカエデなどの落葉樹を交えることが多く、暖温両植物の接触する推移帯とみなされる。
 またアカマツはどの山でも優占し、峯筋に至るまで広くその樹林をつくっている。アカマツは陽樹で、この地域での伐採跡にはいち早く侵入する外適応性が強く、寒さや乾燥の外瘠地にもよく耐える耐乏型の植物であるため、北は下北半島から南は屋久島に到る広い分布域をもち、垂直的にも本県では剣山の夫婦池や池田町中津山頂など標高千数百米のブナ帯にまで及ぶことがある。一方シイ・カシ類は弱光型(特に若い時代)で、やや温潤な肥沃地を好むので、伐採や火入れなどによってその分布域が荒らされるとアカマツがこれに代わり、群落組成の初期には次第にアカマツ林で蔽われるようになる。もちろん時の経過に従って多年の間には再び元の植生を回復するが、度々伐採のくり返されるこうした地域では現状のようになるのが当然で、アカマツ林が多いということは、多分に人為的影響を受けている証拠ともいえる。
 (2)山麓台地植生の二面相
 吉野川に面した前山の山麓には、種穂山を始め麦原・青木台地、岡山・東禅寺台地、高の原・山路台地の外向麻山が大きく張出し、その間にも山の足が櫛の歯のように多数凸出している。これらの台地は古く吉野川の氾濫時代いち早く開拓せられた地域で、僅かに残る社叢に往時の原植生を伺うことができる。また台地の東西両側ではその植生に明らかな相違がみられ、地理的な微気象が植物の生育に如何に影響するかを如実に物語っている。
  a.台地の東側にある社叢
川田船戸神社 バクチノキ5株を始めナナメノキ・ヤブツバキ・リンボク・アラカシなどで構成する常緑広葉樹林
川田八幡神社 イチイガシ・シラカシ・アラカシを主軸とするクスノキ・ヤブツバキ・シロダモ・ヤブニッケイなど
城山川島神社 ナナメノキ・クスノキ・ホルトノキ・クロガネモチ・タラヨウ・シロダモ・トベラなど
神後八坂神社 アラカシ・カゴノキ・トベラ・ナナメノキ・クロガネモチ・コジイ・ムクロジなど
西麻植八幡神社 ミミズバイ・スダジイ・コジイ・クロガネモチ・クロバイ・クスノキ・ヤブニッケイなど
敷地敷島神社 スダジイ・コジイ・ミミズバイ・クスノキ・アラカシ・クロバイ・シロダモなど県下でも屈指のシイ林
三谷八幡神社 シイ類、カクレミノ・アラカシ・ヤブツバキ・タカノツメなど
上浦八幡神社 ヒメユヅリハ・ミミズバイ・タブノキ・カクレミノ・クスドイゲ・クロガネモチ・ヤブツバキ・クロバイ・トベラなど
 以上のように暖地性の常緑広葉樹が優占し、中には今日この地域として珍らしい樹種も少くなく・古い暖地植物の植生をここに見ることができる。これらは何れも冬季の寒い季節風を避ける地域に生育するもので、植物の僅かな気象に対する微妙な生態をうかがい知ることもできる。
  b.台地上に発達するアカマツ林
 学二つ森、天神伊賀々志神社、山田志田宮神社、飯尾天神社など台地上にある社叢では何れもアカマツ林が優占する。
  c.台地西側に多いコナラ・クヌギ林
 台地上は土壌の乾燥地で、冬季の季節風の影響もあって、上記のようなアカマツ林が目立つ。また西側ではどこにも社叢はなく、樹林はあってもコナラやクヌギなどの落葉樹が多く、一見して東側とは植生の相違がうかがわれる。もちろん台地の西側にあっても常緑広葉樹の多い所もないではないが、それらは何れも谷間などの湿潤な所で、冬季西風の余り当らない特殊な環境地に多い。
 コナラやクヌギは、クリなどとともにアカマツの上部,下部温帯によく出現する種類で、薪炭材として重要せられたので山麓では古く植付けられたものが多い。また伐採後もよく萌芽林を再生する外耐乏性が強く、アカマツの伐採が度々繰返される所では、これに置き代ることも多いといわれる。またこうした地域ではネザサがその下部をおおうことが多く、今年は全県的にその開花を見るに至ったが、その枯死跡には早くも実生苗を多数作っている。

 

 (3)柑橘栽培とその適地
 目下進行中の国営開拓パイロット事業では、吉野川に面した前山地帯を柑橘栽培に予定しているが、土壌や気象など各種の環境条件を考慮した結果に間違いない。
 日本で柑橘類中唯一の自生種とせられるタチバナは、阿南市や牟岐町の橘という地名も明らかなように、現在本県では阿南市以南の暖地に自生するものが多い。また本県で発生し、阿波特産の酢密柑として有名なスダチは、古来「大麻山の見える所でないと育たぬ」といわれ、現在その老樹は鳴門市や阿南市に多く、その発生地は今日詳でないにしても大麻山や大竜寺山の周辺など暖地であることに間違はない。こうしたことから柑橘類は、ユズを除くと暖地植物とその生態を等しくするものと考えられる。
 本県の気象年報によると当地域は年間平均気温15℃線内にあり、平地ではサトウキビの栽培が可能で、山地では柑橘栽培に好適地といえる。
 ところで暖地に自生するハマオモトは年間平均気温15℃、低温度極値−3.5℃が生育圏で、これをクリヌムライン(ハマユウ線)といい、広く暖亜熱帯植物の基本的な気温線とせられている。これは柑橘類にもいえることで、その生育は年間気温の中特に冬季の最低気温に支配せられることが多く、降霜降雪の外冬季の季節風による寒害を受けやすいことはよく知られている。当今既に柑橘を栽培する農家が、その寒害対策としてスギやヒノキで防風林をつくり、また冬季樹枝にこもや紙袋をかぶせているのがそれである。従って当地域では上述のようにその凡ての地域が柑橘栽培に好適するとはいい難く、その栽培効果を挙げるためには、それぞれの地理的環境条件に応じ、特に防寒対策には十全の考慮と措置を必要とする。

3.高越山一帯の温帯植物植生
 植物の生育が温度の影響を強く受けることは前述の通りで、気温差によって気候帯が設けられているが、それは垂直的にも相通ずる。一口にいってこの地域は暖帯に属しているが、高度によって標高350〜400mまではシイ・カシなどの常緑広葉樹が、それより上はアカマツ林に、さらに標高600m位からは下部温帯性の落葉樹が多くなり、最後はブナ林に終っている。しかしその中間には暖帯樹と温帯樹の混交する地帯があり、これは推移帯と見做すことができる。
 高越山は標高1123m、奥野々山は1164mで、その山頂部は温帯を代表するブナ林となっている。しかし地域が暖帯で而かも高度もそう高いとはいえないので、ブナ帯としては未だ十分に発達しているとはいえないが、吉野川に直面する山としてブナ林が成立することは珍らしい。殊に山頂にはマイズルソウなど純粋な高山植物が僅かながら群生し、またフクジュソウなども見られて、古く氷河期の寒い時代に南下した植物を代表するものとして意義深いものがあり、またアワコバイモ・カッコソウ・ワチガイソウなど珍らしい植物も少くない。
 高越山から船窪に通ずる峯筋にはホソバノアマナ・カタクリ・ヒメニラなどの寒地性のものが全命を保ち、その高原窪地にはアワノミツバツツジやオンツツジの大群落がある。これらは表日本系の植物で、春から初夏にかけて見事な景観を展開するので、県の天然記念物に指定せられている。
 また奥野々山ではブナの外コミネカエデ、イタヤメイゲツ・アズサなどの残存林が催かながら山頂を包んでおり、その下部のボロボロ滝ではカツラ・フサザクラ・ケヤマハンノキなどの外ケヤキの樹林が見事で、渓側にはアワモリショウマ・ツリフネソウなどが珍らしい。

4.吉野川旧河道地帯の植生
(1)開田前の残存植生
 山川町岩戸のポットホールや川島町学の森池、久保田の蓮池などは一連の旧吉野川跡で、鴨島町田渕から山麓を通って飯尾の湿田地帯(現在造成中の住宅団地)を経で向麻山山麓に至る間にもその形跡が見られる。

 中でも山川町の蛍川から川島町の旧河道跡には、開田前この一帯を蔽うていたと思われる湿原植物の小群落が各所に見られる。アシ・マコモ・オギなどの禾本草原を思わせるものやガマ・フトイ・サンカクイなどの挺水植物、オオミズオオバコ・クロモ・マツモ・ホザキノフサモなどの沈水植物の外デンジソウ・ヒシ・ヒシモドキ・ヒルムシロなどの浮水性の草本などが目立つ。ヒシモドキは大陸系の植物で、森山の洪積台地から発掘せられたメタセコイアやシキシマビシなどの化石植物とともに、日本がまだ大陸と地続きであった当時広く繁茂していた生きた化石植物として、古い地球の歴史を物語っている。


 (2)古い溜池の植生
 川島町山田や鴨島町の山路から上浦に至る山麓一帯には古い溜池が多い。それらは凡て人工によって築かれたものではあるが、山の小谷を堰止めた取入口などには湿地や湿原植物の群生を見ることが多い。中でも山田新池のミミカキグサやミヅトンボ・スイラン・ヒメホタルイなどの外上浦のミズニラなどは極めて珍らしいもので、大陸系植物の残存種なども含まれており、古い植生を示すものものとして興味が深い。


5.渓流と吉野川沿岸の植物
(1)渓流と暖地植物
山足には小流が多く、湿潤な環境と水による温度の調節もあって、カシ類やタラヨウ、ナナメノキなど渓側には暖地植物が多い。また青木の渓側に見られるケヤリギボウシやナンカイギボウシの外山田の水神の滝や湯吸谷、神後谷ではフウトウカズラやイワヒトデ・ヤノネシダが、さらに黒岩谷ではタカノハウラボシが小群落をつくるなど、那賀川以北では他に全く見られないものも生育して、分布上極めて珍しい。


 (2)吉野川河岸の植生
 河岸では始終地下部を水で洗う渓側性のヤナギ類やカワラハンノキの外マダケやメダケの竹林が多い。また砂礫を堆積した川原では、時に洪水などで冠水することもあるが、平時は強い太陽が照りつけるので、乾燥と貧養に耐える植物が多い。オニシバやギョウギシバ・チガヤ・カルカヤなどの禾本草原は各所に見られるが、またカワラヨモギ・カワラサイコ・カワラハハコ・カワラアカザなどの小群落も少くない。
 (3)遡上と流下植物群落
 吉野川筋には海岸植物の遡上を見ることがあり、ハマゴウやハマスゲ・ハマウツボなどの群生が多かったが、最近は堤防の改修や川原の耕地化などによってその数は少い。
 また洪水などで深山性植物が流下漂着して住みつくものがあり、善入寺島の河岸でフジウツギが花を咲かせたり、コンロンソウが竹林内に群生するなどは決して珍らしいことではない。
 さらにこの地帯では帰化植物の定着するものが多く、古いものにはマツヨイグサやサオマツヨイグサ・ニワゼキショウなどがあり、最近でもアレチマツヨイグサ・カモガヤ・イヌムギ・イタリアンライグラス・オオスズメノカタビラ・コバンソウなどの外ヘラオオバコ・オオニシキソウ・マメグンパイナズナなどその種類が多い。
6.当地域の特記すべき植物
 (1)暖亜熱帯性植物
Prunus zippeliana Miq. バクチノキ
 山川町船戸、周1.35mなど5株の外幼木。
Myrica rubra Sieb.et zucc. ヤマモモ
 山川町奥原、川島町山田外
Pittosporum tobira Ait. トベラ
 川島町城山、八坂神社、鴨島町向麻山北麓
Symplocos glauca Koidz. ミミズバイ
 鴨島町西麻植八幡、上浦八幡神社(周1.0m)敷島神社
Dendropanax trifidus Makino カクレミノ
 鴨島町三谷八幡、上浦八幡神社
Elaeocarpus sylvestris Poir. var.ellipticus Hara ホルトノキ
 川島町城山(周1.34m)
Daphniphyllum teijsmannii Zoll. ヒメユヅリハ
 鴨島町上浦八幡神社
Quercus phillyraeoides A. Gray ウバメガシ
 川島町上桜城跡
Quercus gilva Blume イチイガシ
 山川町川田八幡神社(周2.2m)
Ilex chinensis Sims ナナメノキ
 山川町船戸、川島町城山(周1.86m)八坂神社、山神神社外
Ilex micrococca Maxim. タマミズキ
 山川町高越登山道、鴨島町黒岩
Piper kadzura Ohwi フウトウカズラ
 川島町水神の滝
Korthalsella japonica Engler ヒノキバヤドリギ
 鴨島町上浦行者山
Trachelospermum jasminoides Lemaire var. pubescens Makino ケテイカカズラ
 山川町川田八幡神社、鴨島町樋山地
Utricularia bifida Linn. ミミカキグサ
 川島町山田新池、食虫植物
Ranunculus ternatus Thunb. ヒキノカサ
 川島町長塚吉野川旧堤
Scleria rugosa R. Br. var. glabrescens Ohwi et T. Koyama マネキシンジュガヤ
 鴨島町山路
Crypsinus engleri Copel. タカノハウラボシ
 鴨島町黒岩谷
Colysis elliptica Ching イワヒトデ
 川島町山田湯吸谷、神後谷
Neocheiropteris subhastata Tagawa ヤノネシダ
 川島町山田神後谷

 

Lycopodium cenuum Linn. ミズスギ
 川島町山田新池
Diplazium hachijoense Nakai シロヤマシダ
 美郷村東山殿河
Athyrium sheareri Ching ウラボシノコギリシダ
 美郷村東山峠
Loxogramme grammitoides C. Chr. ヒメサジラン
 高越山
(2)温寒地性の植物
Fagus crenata Blume ブナ
 高越山、奥野々山
Rhamus costata Maxim. クロカンバ
 高越山
Magnolia salicifolia Maxim. タムシバ
 高越山、奥野々山
Acer micranthum Sieb. et Zucc. コミネカエデ
 奥野々山
Prunus maximowiczii Rupr. ミヤマザクラ
 高越山
Maianthemum dilatatum Nels. et Machr. マイズルソウ
 高越山、高山植物として剣山頂上一帯には多い。
Adonis amurensis Regel et Radde フクジュソウ
 高越山
Lyloydia triflora Baker ホソバノアマナ
 高越山船窪道向陽地
Erythronium japonicum Decne カタクリ
 船窪一帯、県内では旭丸外稀
Viola rossii Hemsl. アケボノスミレ
 船窪稀
Impatiens textori Miq. ツリフネソウ
 山川町奥野井、美郷村ボロボロ滝
Allium monanthum Maxim. ヒメニラ
 山川町奥野井、船窪道
Pleurosoriopsis makinoi Fomin カラクサシダ
 高越山
Gymnocarpium oyamense Ching エビラシダ
 奥野々山
(3)大陸系植物
Celastrus flagellaris Rupr. イワウメズル
 美郷村中谷、鴨島町森藤に群生、県内他に産地なし。


Trapella sinensis Oliver ヒシモドキ
 川島町森池、蓮池、県内では讃岐山脈山麓稀。
Eupatorium fortunei Turcz. フジバカマ
 乾葉芳香あり、古くは香料とす。易経の其臭如蘭の蘭の本物。秋の七草の一、川島町学山麓、県内稀。
Isoetes japonica A. Br. ミズニラ
 鴨島町上浦山麓、県内讃岐山脈山麓の外稀。
(4)その他の植物
Salix yoshinoi Koidz. ヨシノヤナギ
 山川町川田川筋、川島町山田水辺
Salix glaciliglans Nakai チョウセンネコヤナギ
 山川町岩谷川、吉野川筋
Lonicera cerasina Maxim. ウスバヒョウタンボク
 高越山基準産地
Fritillaria japonica Miq. アワコバイモ
 高越山基準産地
Primula kisoana Miq. カツコソウ
 高越山、県内では大滝山、雲辺寺山の外稀。
Atractylodes japonica Koidz. オケラ
 川島町山田、県内極めて稀。
Lilium speciosum Thunb. カノコユリ
 美郷村中谷林内(地上性)
Hosta densa F. llaekawa ケヤリギボウシ
 花密集多花、山川町青木渓側、県内稀。
Batrachospermum virgatum Sirod. アオカワモヅク
 川島町神後谷、麻名用水。性的な山として広く認識せられ、今後登山者でにぎわう将来を想定し、早急なその保護対策が望まれる。


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